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日経平均は大幅続落、外部環境の不透明感からリスク回避の流れ

2018/5/30 12:18 FISCO
*12:18JST 日経平均は大幅続落、外部環境の不透明感からリスク回避の流れ  日経平均は大幅続落。400.42円安の21958.01円(出来高概算8億1000万株)で前場の取引を終えている。  連休明けとなった29日の米国市場でNYダウは大幅に3日続落し、391ドル安となった。イタリアの政局混乱などから南欧諸国の信用リスクに対する懸念が再燃しており、欧州株安につれてリスク回避の動きが広がった。米国債利回りの低下により金融株を中心に売りがかさんだ。為替市場では1ドル=108円台前半まで円高が進む場面があり、本日の日経平均はこうした流れから306円安でスタートすると、前場には一時21931.65円(426.78円安)まで下落するなど軟調に推移した。東証1部の値下がり銘柄数は全体の86%に上り、全面安の展開だった。  個別では、三菱UFJ<8306>などの金融株やトヨタ自<7203>、東エレク<8035>といった輸出関連株及び景気敏感株の下げが目立った。その他売買代金上位も東海カーボ<5301>、ソフトバンクG<9984>、武田薬<4502>など全般さえない。界壁施工不備などの発覚を発表したレオパレス21<8848>は商いを伴って急落し、東証1部下落率トップとなった。一方、任天堂<7974>が売買代金トップで3%高。人気ゲーム「ポケットモンスター」シリーズの新作が同社の「ニンテンドースイッチ」向けに発売されると伝わり、個人投資家の買いが向かったようだ。その他では、マネックスG<8698>、昭電工<4004>、KDDI<9433>などが逆行高となった。セクターでは、保険業、非鉄金属、鉄鋼などが下落率上位。上昇したのはその他製品のみだった。  日経平均は75日移動平均線水準でいったん下げ渋る格好となっており、後場は日銀による上場投資信託(ETF)買い入れの観測も伝わることから、安値圏ながらもみ合いが続きそうだ。ただ、外部環境の不透明感が軟調地合いの主因なだけに、欧米株安を受けたギャップダウンからのスタート後も積極的な押し目買いの動きを期待しづらい。任天堂の株価上昇から個人投資家になお資金余力があることも窺えるが、やはり物色は広がりを欠いている。  前日までは花王<4452>といった内需・ディフェンシブ関連株への資金流入もみられたが、既に株価位置の高い銘柄も多く、買い一方向には傾きにくい状況にある。個人投資家の物色は比較的需給の良好な小型材料株に集中することが想定される。(小林大純) 《AK》
関連銘柄 12件
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昭和電工、旧日立化成が統合した機能性化学メーカー。半導体・電子材料、石油化学等のケミカルが柱。自動車部品、セラミックス等も。半導体後工程材料で世界トップシェア。事業ポートフォリオ改革等に取り組む。 記:2024/10/13
4452 東証プライム
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時価総額 3,025,555百万円
トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
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時価総額 6,511,709百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
5301 東証プライム
908.9
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時価総額 204,451百万円
炭素・黒鉛製品メーカー。黒鉛電極、カーボンブラックで国内トップシェア。ファインカーボン事業、アルミ電解用のカソード等も手掛ける。ファインカーボン及び工業炉に積極投資。26.12期売上高4580億円目標。 記:2024/10/20
7203 東証プライム
2,571
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7974 東証プライム
8,527
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時価総額 11,073,930百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
22,240
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時価総額 10,489,118百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
1,768
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時価総額 23,482,567百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29
8698 東証プライム
965
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-48(%)
時価総額 248,919百万円
コインチェック、米TradeStationなどを傘下に収める持株会社。しずおかFGが筆頭株主。NTTドコモと資本業務提携。アセットマネジメント事業を強化。ロボアドバイザーサービスの運用残高は順調増。 記:2024/08/01
8848 東証プライム
557
11/27 15:30
-4(%)
時価総額 183,470百万円
単身者向けアパートの開発・賃貸等を行う賃貸事業が主力。管理戸数は55万戸超。介護施設「あずみ苑」の運営等を行うシルバー事業も展開。物件メンテナンスなどに積極投資。入居率、稼働家賃単価の向上を図る。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
4,915
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時価総額 10,772,923百万円
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9984 東証プライム
8,981
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+137(%)
時価総額 13,202,025百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17