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日経平均は4日ぶり小幅反落、節目の23000円前に目先の利益確定

2018/5/15 12:14 FISCO
*12:14JST 日経平均は4日ぶり小幅反落、節目の23000円前に目先の利益確定  日経平均は4日ぶり小幅反落。3.07円安の22862.79円(出来高概算8億8000万株)で前場の取引を終えている。  14日の米国市場でNYダウは8日続伸し、68ドル高となった。貿易摩擦問題を巡る米中協議の再開を翌日に控え、トランプ大統領が中国の通信機器大手との取引再開に向けて譲歩する姿勢を示し、協議進展への期待から買いが先行した。米長期金利の上昇とともに円相場は1ドル=109円台後半と弱含み、本日の日経平均はこうした流れを受けて23円高からスタートした。ただ、上値では利益確定の売りも出て、寄り付き後の日経平均は前日終値を挟み一進一退の展開となった。前場の上下の値幅は74円ほどにとどまった。  個別では、堅調な決算や増配、自社株買い実施が好感された三井住友<8316>が売買代金トップで3%近い上昇。スズキ<7269>が3%超上昇し、前日ストップ高水準で取引を終えていた板硝子<5202>は大幅続伸した。その他売買代金上位では三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>、村田製<6981>、東京電力HD<9501>などが堅調で、任天堂<7974>は小高い。一方、武田薬<4502>、トヨタ自<7203>、Vテク<7717>、資生堂<4911>などが軟調。三菱地所<8802>は5%安。株主還元姿勢に変化が見られない点がネガティブ視されたようだ。セクターでは、銀行業、繊維製品、金属製品などが上昇。反面、不動産業の下げが目立つほか、パルプ・紙や輸送用機器は小安い。  日経平均は直近3営業日で450円超上昇しており、22500円水準通過後の上昇ピッチの速さから節目の23000円を前に目先の利益を確定する売りが出やすい。円相場はやや弱含んでいるとはいえ、こちらも節目の1ドル=110円を前に下げ渋っている。6月12日に予定される米朝首脳会談による緊張緩和への期待もおおむね織り込み済みとの見方があり、日経平均の23000円回復にはもう1つ材料が必要となりそうだ。とはいえ、企業業績の底堅さなどから下値の堅さも見られ、前日の不動産業、本日の銀行業のように出遅れ感のあるセクターには資金が向かいやすい。  また、3月期の決算発表が終盤を迎えており、本日の取引時間中には鹿島<1812>、三井化学<4183>、エーザイ<4523>などが決算発表を予定している。指数の上値が重いだけに、決算を手掛かりとした個別物色が活発となりそうだ。また、決算を受けたレーティングや目標株価引き上げの動きも出始めている。本日で決算発表がおおむね一巡するが、レーティング引き上げなどをきっかけに好決算銘柄を買い直す動きも想定される。(小林大純) 《AK》
関連銘柄 16件
1812 東証プライム
2,666.5
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時価総額 1,409,661百万円
1840年創業のゼネコン大手。国内初の超高層ビル「霞が関ビル」を手掛けるなど超高層ビルに強み。六本木ヒルズ森タワーなどで実績。スエズ運河橋など海外でも実績。不動産開発事業など成長領域の拡大に注力。 記:2024/10/10
4183 東証プライム
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総合化学大手。エラストマー、エチレン、ビジョンケア材料、半導体・電子部品工程部材等を製造・販売。メガネレンズ材料、燃料タンク材料で世界トップシェア。事業ポートフォリ変革推進。総還元性向30%以上目指す。 記:2024/10/09
4502 東証プライム
4,093
11/27 15:30
-39(%)
時価総額 6,511,709百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
4523 東証プライム
4,618
11/27 15:30
-1(%)
時価総額 1,369,546百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」、不眠症治療剤「デエビゴ」などが主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アルツハイマー病治療剤「レケンビ」に積極的な成長投資実施。 記:2024/10/20
4911 東証プライム
2,806
11/27 15:30
-29.5(%)
時価総額 1,122,400百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
5202 東証プライム
330
11/27 15:30
-10(%)
時価総額 30,206百万円
大手ガラスメーカー。1918年創業。住友グループ。2006年に英国ピルキントン社を買収。建築用ガラス、自動車用ガラスが柱。取引先の生産回復で自動車用ガラス事業は売上順調。27.3期営業利益640億円目標。 記:2024/06/15
6981 東証プライム
2,508.5
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時価総額 4,993,453百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7203 東証プライム
2,571
11/27 15:30
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時価総額 40,608,912百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7269 東証プライム
1,580
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-51(%)
時価総額 3,104,046百万円
四輪車、二輪車メーカー。1909年創業。静岡県浜松市に本社。軽自動車に強み。四輪車はインドでトップシェア。船外機なども手掛ける。日本、インド、欧州が主要事業地域。インドは四輪車の累計生産が3000万台超。 記:2024/10/10
7717 東証プライム
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時価総額 22,600百万円
光配向膜露光装置などのFPD装置事業、半導体・フォトマスク装置事業を手掛ける。シリコンウェーハ用検査装置で高シェア。トマトを軸とするアグリビジネスも。半導体・フォトマスク装置事業は受注残高が増加。 記:2024/06/17
7974 東証プライム
8,527
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+218(%)
時価総額 11,073,930百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
1,768
11/27 15:30
-26.5(%)
時価総額 23,482,567百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29
3,580
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-19(%)
時価総額 14,049,825百万円
三井住友銀行、SMBC信託銀行、三井住友ファイナンス&リース、SMBC日興証券、三井住友カードなどを傘下に収める持株会社。総資産は300兆円超。決済ビジネスを強化。政策保有株式の削減交渉は進捗順調。 記:2024/08/22
3,700
11/27 15:30
-52(%)
時価総額 9,395,225百万円
みずほ銀行を中核とする銀行持株会社。みずほ信託銀行、みずほ証券、みずほリサーチ&テクノロジーズなども傘下に持つ。シンジケートローンなどに強み。配当性向は40%目安。26.3期連結ROE8%超目標。 記:2024/08/27
8802 東証プライム
2,108
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-18(%)
時価総額 2,679,850百万円
総合不動産大手。三菱グループ。新丸の内ビルディングなど東京・丸の内エリアでオフィスビルを多数保有。住宅事業や投資マネジメント事業等も。配当性向30%程度目処。再開発プロジェクトの推進、事業化等に取り組む。 記:2024/07/07
540.4
11/27 15:30
-6.8(%)
時価総額 868,433百万円
電力事業を行う東京電力グループの事業持株会社。福島第一原発の廃炉作業や賠償・除染事業に重点。電気代の値上げは寄与するが、原油高や節電進み環境厳しい。柏崎刈羽原子力発電所7号機は再稼働の時期を見通せず不透明。 記:2024/07/13