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日経平均は大幅反発、SQ値22500円辺りが落ち着き処か

2017/12/7 12:09 FISCO
*12:09JST 日経平均は大幅反発、SQ値22500円辺りが落ち着き処か  日経平均は大幅に反発。280.70円高の22457.74円(出来高概算6億8000万株)で前場の取引を終えている。6日の米国市場では、原油相場の下落や税制改革への不透明感に加えて、中東の地政学リスクへの警戒感からもみ合いとなった。NYダウは下落となり、ハイテクの一角に買戻しがみられたナスダックが上昇した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比40円高の22240円となり、この流れを受けてやや自律反発の買いが先行した。その後も早い段階で22400円を回復すると、一時22474.80円まで上げ幅を広げる場面をみせている。  セクターでは原油相場の下げが嫌気された鉱業、海運が下げた他は、31業種が上昇しており、倉庫運輸、その他製品、建設、陸運、金属製品、化学、食料品、小売、サービスが上位に。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1700を超えており、全体の8割を占めている。  中東情勢の地政学リスクが警戒されているが、米国市場が思ったほど波乱の展開にならなかったことが、安心感につながったようである。日経平均は自律反発の流れが強まり、25日線レベルまでの戻りをみせている。ただし、これまで支持線として意識されていた25日線が抵抗線に変わる中、ここからは戻り待ちの売り圧力も意識されやすいだろう。  同線を明確に上放れてくるようだと、ショートカバーの流れが強まりやすく、メジャーSQ前ながらも、ヘッジに伴う買いが入りやすいだろう。ただし、SQ値22500円辺りが落ち着き処とみられ、後場はこう着感の強い相場展開になりそうだ。物色は中小型株に向かいやすいと考えられるが、高値圏で強い値動きの銘柄に集中しやすい。一方で、前日の下げに対する自律反発の域を脱せない銘柄は、次第に戻り売りに押される可能性がある。(村瀬智一) 《AK》