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日経平均は調整も中小型株物色は活発か

2017/12/6 12:11 FISCO
*12:11JST 日経平均は調整も中小型株物色は活発か  日経平均は続落。202.50円安の22419.88円(出来高概算7億3000万株)で前場の取引を終えた。米株安の流れを受けて売りが先行した。その後は支持線として意識されている25日線を挟んでのこう着感の強い相場展開が続いていたが、前引けにかけてじりじりと下げ幅を広げる展開となり、25日線を割り込んでいる。  東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1100を超えており、全体の過半数を占めている。セクターでは非鉄金属、パルプ紙、鉱業、証券、海運、その他金融、不動産が軟調。半面、その他製品、空運、食料品、水産農林、石油石炭が小じっかり。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、日東電<6988>、京セラ<6971>が重し。  日経平均は心理的な支持線として意識されていた25日線を割り込んできている。メジャーSQを控えてトレンドが出難い需給状況ではあるが、価格帯別出来高では同水準での商いが積み上がっていただけに、短期筋の売り仕掛けが意識される。後場は日銀のETF買い入れへの思惑が需給面での下支えになりやすいだろうが、戻りの鈍さが意識される局面においては、一段の下げが警戒されやすい。  一方で、東証2部、マザーズ、JASDAQはプラス圏で推移している。短期筋の値幅取り狙いの資金が中心とはみられるが、インデックスに左右されにくい中小型株への物色が活発のようだ。日経平均が不安定ではあるが新興市場を中心とした中小型株物色が強まることで、センチメントは悪化しないだろう。(村瀬智一) 《AK》
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