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12日の中国本土市場概況:上海総合0.4%安で3日ぶり反落、消費関連株などは逆行高

2024/3/12 16:44 FISCO
*16:44JST 12日の中国本土市場概況:上海総合0.4%安で3日ぶり反落、消費関連株などは逆行高 12日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比12.52ポイント(0.41%)安の3055.94ポイントと3日ぶりに反落した。 利益確定売りが先行する流れ。上海総合指数はこのところの急ピッチな上昇で、終値で約4カ月ぶりの高値水準を回復していた。また、米国の対中圧力が高まっていることも不安視されている。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。国内景気の持ち直し期待が支えだ。中国政府は追加の金融緩和や消費刺激策、産業支援策などを通じ、国内経済を支える方針とされる。政策で恩恵を受けやすい銘柄を物色する動きは続いた。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、石油・石炭などエネルギー関連の下げが目立つ。中国海洋石油(600938/SH)が5.7%安、エン鉱能源(600188/SH)が5.2%安、中国神華能源(601088/SH)が3.9%安、中国石油天然気(601857/SH)と中国石油化工(600028/SH)がそろって3.6%安で引けた。 発電株も安い。国電電力発展(600795/SH)が4.9%、華電国際電力(600027/SH)が4.4%、華能国際電力(600011/SH)が3.8%、国投電力(600886/SH)が3.5%ずつ下落した。素材株、海運株、銀行株、メディア・娯楽株なども売られている。 半面、消費関連株は高い。チーズ生産の上海妙可藍多食品科技(600882/SH)が5.8%、酒造の山西杏花村フェン酒(600809/SH)が5.5%、パン・菓子の桃李麺包(603866/SH)が3.7%、免税店の中国旅遊集団中免(601888/SH)が3.2%、化粧品の上海家化聯合(600315/SH)が2.7%、自動車の広州汽車集団(601238/SH)が2.5%ずつ上昇した。山西杏花村フェン酒については、主要株主による自社株買い計画も好感されている。医薬株、不動産株、証券・保険株、半導体株、軍事関連株も買われた。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が4.26ポイント(1.62%)安の259.20ポイント、深センB株指数が8.90ポイント(0.83%)高の1085.21ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《CS》