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6日の中国本土市場概況:上海総合1.2%安で4日ぶり反落、ハイテク株に売り(訂正)

2023/6/6 16:49 FISCO
*16:49JST 6日の中国本土市場概況:上海総合1.2%安で4日ぶり反落、ハイテク株に売り(訂正) 下記の通り修正します。 (誤)中国大引:上海総合1.2%安で4日ぶり反落、ハイテク株に売り (正)6日の中国本土市場概況:上海総合1.2%安で4日ぶり反落、ハイテク株に売り 6日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比37.10ポイント(1.15%)安の3195.34ポイントと4日ぶりに反落した。 人民元安進行の警戒感が再燃する流れ。中央銀行の中国人民銀行は6日朝方、人民元レートの対米ドル基準値を3日ぶりに元安方向へと設定した。米中金利差を背景に、人民元の先安観も強まっている。指標発表も気がかりだ。中国国内では今週から来週にかけ、5月の重要経済指標の発表が相次ぐ。あす7日は貿易統計、9日は物価統計、15日は鉱工業生産や小売売上高、15日までに金融統計などが予定されている。中国経済対策の期待感などで、指数は小高く推移する場面がみられたものの、上値は重く、引けにかけて下げ幅を拡大させた。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、ハイテクの下げが目立つ。半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)が4.7%安、産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が3.8%安、スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(603019/SH)が3.4%安、IC設計の上海韋爾半導体(603501/SH)が2.9%安、LED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)が2.4%安で引けた。米半導体大手の訪中見送りも失望されている。ハイテク分野を巡る米中対立が続く中、エヌビディアのジェンスン・ファン(台湾系アメリカ人起業家の黄仁勳氏)最高経営責任者(CEO)は6日に訪中し、中国のテクノロジー企業幹部と対談する――と報じられていた。ただ、台湾を訪問したジェンスン・ファン氏は、中国本土に寄らず、米国に向けて出発している。 発電株も安い。華能国際電力(600011/SH)が4.3%、華電国際電力(600027/SH)が3.8%、大唐国際発電(601991/SH)が3.1%、国電電力発展(600795/SH)が3.0%ずつ下落した。 医薬品株もさえない。健民薬業集団(600976/SH)が3.3%安、北京同仁堂(600085/SH)が2.8%安、薬明康徳(603259/SH)が2.5%安、上海復星医薬集団(600196/SH)が2.1%安で取引を終えた。消費関連株、エネルギー株、素材株、運輸株、不動産株、軍事関連株、銀行株なども売られている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.44ポイント(0.52%)安の272.79ポイント、深センB株指数が0.93ポイント(0.08%)安の1111.05ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《CS》