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15日の中国本土市場概況:上海総合1.2%高で5日ぶり反発、金融株上げ主導

2023/5/15 17:27 FISCO
*17:27JST 15日の中国本土市場概況:上海総合1.2%高で5日ぶり反発、金融株上げ主導 週明け15日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前営業日比38.38ポイント(1.17%)高の3310.74ポイントと5日ぶりに反発した。 自律反発狙いの買いが優勢となる流れ。上海総合指数は前営業日まで4日続落し、本日の前場には一時、約3週ぶりの安値を付けていた。中国経済対策に対する期待感も根強い。今月に入り報告された中国経済指標では、景気鈍化を示唆する内容が相次いでいる。景気持ち直しを後押しするため、中国当局は金融緩和を含む追加支援策を打ち出すとの観測も流れた。16日には、4月の各種経済統計(小売売上高や鉱工業生産など)が公表される。(亜州リサーチ編集部) 金融株が上げを主導。中国郵政儲蓄銀行(601658/SH)が3.6%高、招商銀行(600036/SH)が1.9%高、中国人寿保険(601628/SH)が9.1%高、中国平安保険(601318/SH)が4.8%高、光大証券 (601788/SH)が8.1%高、中信建投証券 (601066/SH)が3.4%高で引けた。バリュエーションの見直しが期待される。上海証券取引所は金融業界の価値向上に関する座談会を17日に開催する――と報じられた。 ハイテク株もしっかり。産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が5.3%高、光ファイバー製造の江蘇亨通光電(600487/SH)が3.3%高、パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が1.9%高、業務ソフト開発大手の用友網絡科技(600588/SH)が1.7%高で取引を終えた。 軍事関連株も物色される。航空機開発・製造・販売の中航瀋飛(600760/SH)が4.6%高、軍用電子機器の中国海防(600764/SH)が4.3%高、航空製品の中国航発航空科技(600391/SH)が4.0%高、衛星開発・運用の中国衛星(600118/CH)が2.5%高、弾薬・ロケットの長城軍工(601606/SH)が2.1%高と値を上げた。素材株、インフラ関連株、医薬品株、消費関連株、エネルギー株、運輸株なども買われている。 半面、不動産株はさえない。上海世茂(600823/SH)が4.8%、信達地産(600657/SH)が1.7%、格力地産(600185/SH)が1.5%ずつ下落した。公益株、メディア・娯楽株も売られている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.14ポイント(0.05%)安の289.94ポイント、深センB株指数が4.78ポイント(0.40%)高の1187.35ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《CS》