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22日の中国本土市場概況:上海総合0.3%高で続伸、ハイテクに買い

2023/3/22 16:49 FISCO
*16:49JST 22日の中国本土市場概況:上海総合0.3%高で続伸、ハイテクに買い 22日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比10.10ポイント(0.31%)高の3265.75ポイントと続伸した。 中国景気の持ち直し期待が相場を支える流れ。内需の弱さが指摘される中、当局が景気テコ入れスタンスを強めていることが引き続き好感されている。米金融システム不安が後退し、昨夜の海外市場で主要株価指数が軒並み上昇したこともプラスだ。ただ、上値は重い。ロシアや台湾、半導体などを巡り、米中対立の警戒感がくすぶっている。米商務省は21日、国内半導体企業に対し、中国やロシアなどとの取引を規制する法案の詳細を公表した。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、ITハイテクの上げが目立つ。産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)がストップ(10.0%)高、スーパーコンピュータ世界大手の曙光信息産業(603019/SH)が7.7%高、インターネット・セキュリティーの三六零安全科技(601360/SH)が6.6%高、電子部品メーカー大手の環旭電子(601231/SH)が4.2%高で引けた。 医薬品株もしっかり。江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が2.5%、上海医薬集団(601607/SH)が1.5%、薬明康徳(603259/SH)と亜宝薬業(600351/SH)がそろって1.3%ずつ上昇した。エネルギー株、金融株なども買われている。 半面、発電株はさえない。華電国際電力(600027/SH)が2.3%、華能国際電力(600011/SH)が1.8%、浙能電力(600023/SH)が1.0%ずつ下落した。消費関連株、素材株、軍事関連株も売られている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.68ポイント(0.58%)高の290.31ポイント、深センB株指数が9.14ポイント(0.78%)高の1183.84ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《CS》