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21日の中国本土市場概況:上海総合0.2%安で5日続落、ハイテクと自動車に売り

2022/12/21 17:00 FISCO
*17:00JST 21日の中国本土市場概況:上海総合0.2%安で5日続落、ハイテクと自動車に売り 21日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比5.36ポイント(0.17%)安の3068.41ポイントと5日続落した。約1カ月半ぶりの安値水準を切り下げている。 新型コロナウイルス新規感染の急増が不安視される流れ。北京大学病院の専門家は、「コロナ感染は『爆発期』に入った」との見解を示した。感染流行は1月下旬の春節以降も続くとの見方もある。足もとの経済活動停滞も不安視される状況だ。世界銀行は20日発表したリポートで、中国の2022年GP成長予想を2.7%と予測。9月時点の予測値(2.8%)から0.1ポイント引き下げている。新型コロナの感染拡大、防疫措置の見直しなどの面で不確実性が残るほか、不動産業界の直面する圧力がマクロ経済や金融システムに影響を及ぼす恐れがあると指摘した。もっとも、下値は限定されている。中国人民銀行(中央銀行)がリバースレポによる資金供給を続けていることや、政府の経済対策に対する期待感が相場を下支えした。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、ハイテク関連の下げが目立つ。LED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)が2.8%安、パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が2.5%安、IC設計の上海韋爾半導体(603501/SH)が1.2%安で引けた。 自動車株も安い。安徽江淮汽車集団(600418/SH)が2.5%、長城汽車(601633/SH)と北汽福田汽車(600166/SH)がそろって1.8%、広州汽車集団(601238/SH)が1.5%ずつ下落した。インフラ関連株、素材株、エネルギー株、不動産株、医薬品株なども売られている。 半面、銀行・保険株はしっかり。中国建設銀行(601939/SH)が1.1%、杭州銀行(600926/SH)が1.0%、中国人寿保険(601628/SH)が2.0%、中国平安保険(601318/SH)が0.7%ずつ上昇した。食品・酒造株、メディア・娯楽関連株、空運株も買われている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.07ポイント(0.03%)安の286.16ポイント、深センB株指数が1.46ポイント(0.13%)高の1144.86ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》