マーケット
12/13 15:15
39,470.44
-378.70
43,828.06
-86.06
暗号資産
FISCO BTC Index
12/16 10:33:25
16,156,424
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

リケンNPR Research Memo(8):市場環境の変化はあるがエンジン生き残りのシナリオも

2024/7/11 13:48 FISCO
*13:48JST リケンNPR Research Memo(8):市場環境の変化はあるがエンジン生き残りのシナリオも ■リケンNPR<6209>の成長戦略 1. 市場環境 グローバル自動車市場は新興国を中心に需要拡大が見込まれるものの、地球温暖化やエネルギー問題に対応するため、環境規制やEV化が加速し、中長期的にICEの減少が予想されている。 一方で、水素エンジンや、再生可能エネルギーを利用して生成された水素を原料とする合成燃料であるe-fuelエンジンの開発も進められている。EVとHEV(Hybrid Electric Vehicle)のWell to WheelでのCO2排出量を比較すると、現在研究開発が進められている熱効率50%のエンジンを搭載したHEVは、EVに対して競争力があることが示された。これは、HEVが次世代モビリティの選択肢になり得る可能性を示唆している。また直近のトピックとして、2023年3月に、EU(欧州連合)がガソリンエンジン車の新車販売を2035年に禁止するという従来の方針を変更し、CO2と水素を原料とする合成燃料を利用するエンジン車に限り2035年以降も容認することとした。このほかにも、EVの使用済み車載電池の処理方法が課題となっていることや、米国に続きEUが中国製EVへの輸入関税を引き上げたことなどにより、EV化が鈍化する可能性も指摘されている。 このような状況を背景に、同社は、ガソリンエンジンのさらなる低燃費化や、水素や代替燃料などを使用する次世代エンジンへの対応など、エンジンの進化に向けた技術開発を推進するとともに、EV化の流れを踏まえて、非ICE領域での事業の拡大にも注力し、事業ポートフォリオの改革を進める方針だ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展) 《AS》
関連銘柄 1件
6209 東証プライム
2,560
12/13 15:30
-61(%)
時価総額 72,315百万円
リケン、日本ピストンリングの経営統合で2023年に誕生。ピストンリング等の自動車・産業機械部品事業が主力。管継手等の配管・建設機材事業も。ピストンリング事業では生産性改善による収益力の強化に取り組む。 記:2024/10/14