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神戸物産---1Qは2ケタ増収・大幅な増益、全セグメントの売上高が順調に推移

2024/3/21 10:13 FISCO
*10:13JST 神戸物産---1Qは2ケタ増収・大幅な増益、全セグメントの売上高が順調に推移 神戸物産<3038>は14日、2024年10月期第1四半期(23年11月-24年1月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比12.0%増の1,209.04億円、営業利益が同34.6%増の85.31億円、経常利益が同280.6%増の80.63億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同309.7%増の55.24億円となった。 業務スーパー事業の売上高は前年同期比11.4%増の1,168.17億円となった。「業務スーパー」の出店状況は、出店3店舗、退店0店舗、純増3店舗の結果、総店舗数は1,051店舗となった。新規出店の内訳としては、直轄エリア0店舗、地方エリア3店舗となっている。オーナーの出店意欲も引き続き旺盛であり、また、営業年数が長くなり老朽化してきた店舗の移転等を積極的にフランチャイズオーナーに勧めている。経営成績については、為替の急激な変動や物価高騰等を理由とした仕入れコストの上昇による個人消費の落ち込みを背景に、消費者の節約志向が高まったことで業務スーパーの低価格商品を求める顧客の来店につながり、さらにメディア露出やSNSの影響もあり業績が拡大した。 外食・中食事業の売上高は同30.1%増の31.45億円となった。日本最大級の大型バイキングチェーンの「神戸クック・ワールドビュッフェ」の出店状況は、出店1店舗、退店0店舗、純増1店舗の結果、総店舗数が15店舗となった。焼肉オーダーバイキングの「プレミアムカルビ」の出店状況は、出店1店舗、退店0店舗、純増1店舗の結果、総店舗数が21店舗となった。また、惣菜店の「馳走菜(ちそうな)」の出店状況は、出店3店舗、退店0店舗、純増3店舗の結果、総店舗数は117店舗となった。「神戸クック・ワールドビュッフェ」については、メニューの改廃等による顧客満足度の向上に努めたことに加え、外国人観光客の増加等の影響で、集客は新型コロナ拡大前に近い水準まで回復してきている。「プレミアムカルビ」は、メディアで紹介される機会も増加し、多くの顧客に利用されている。「馳走菜(ちそうな)」については、顧客のニーズをとらえたメニュー構成や新メニューの投入で集客力を増している。加えて、店舗数の増加もあって売上高を拡大している。 エコ再生エネルギー事業の売上高は同32.8%増の9.33億円となった。稼働中の発電所と発電量は、太陽光発電所が19ヵ所で約81.0MW、木質バイオマス発電所が1ヵ所で約6.2MWとなっており、いずれも順調に稼働している。引き続き、再生可能エネルギーを活用し、環境に配慮した安全・安心なエネルギーを供給していくとしている。 2024年10月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比7.9%増の4,980.00億円、営業利益が同0.9%増の310.00億円、経常利益が同10.1%増の330.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.6%増の215.00億円とする期初計画を据え置いている。 《HH》
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冷凍・加工食品など食品中心の「業務スーパー」を展開。デザート、菓子類に大ヒット商品多数。独自の輸入ルートに強み。業務スーパーの総店舗数は1070店舗超。中計では26.10期売上高5430億円目標。 記:2024/10/24