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クリアル Research Memo(8):「CREAL」の高成長を軸として大幅な業績拡大と高成長が続く見通し(1)

2024/1/17 15:18 FISCO
*15:18JST クリアル Research Memo(8):「CREAL」の高成長を軸として大幅な業績拡大と高成長が続く見通し(1) ■今後の見通し 1. 2024年3月期の業績見通し クリアル<2998>の2024年3月期の連結業績予想は、売上高26,000百万円(前期比58.2%増)、売上総利益3,250百万円(同47.3%増)、営業利益770百万円(同40.7%増)、経常利益720百万円(同45.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益480百万円(同42.8%増)と、前期に続き売上高で50%超、各利益で40%超の加速度的な増収増益を見込んでいる。第2四半期の進捗率については売上高が35.9%であるものの、「CREAL」で運用中の残高(今期売上の源泉となる見込み)が14,600百万円であることを考慮すれば、達成に懸念はないと弊社では見ている。なお、各利益の進捗率は50%超と順調に推移している。同社の好調な予想にはいくつか理由がある。1つ目は足元の不動産市況が好調なことだ。新型コロナウィルス感染症に対する各種行動制限の解除を受けて、ホテルや商業施設の稼働率が回復しているほか、国内の低金利や円安を背景とした海外投資家からの国内不動産への投資需要が増加していることが挙げられる。 2つ目は2023年1月に資本業務提携したSBIホールディングスとの効果である。同年4月からSBI証券のホームページに、同社のサービスサイトへの導線を配置した。継続的なプロモーションの効率化により月間投資家登録数が増加傾向であることに加え、8月に投資家登録手続きを省力化したこともあり、9月の月間投資家登録数は前月比約1.5倍に伸長した。また、SBI証券の実店舗であるSBIマネープラザとの連携による顧客紹介においても一定の効果が出ている。今後はSBI証券の幅広い商品ラインナップに同社の不動産投資商品のメニューを加えることで、クレストップサービスの提供を目指す。こうした顧客の裾野の拡大に加え、高いリピート投資率(2024年3月第2四半期で85.5%)も相まって、同社は引き続き強気の業績予想を行っている。 なお、成長に向けた先行投資として、前期に続いて人材の確保にも注力していく。システム開発、マーケティング、商品(不動産)開発をインハウスで行えるという同社の強みを持続、成長させるため、それぞれの分野で能力を発揮できる人材の確保をバランス良く進めていくことが必要となっており、一定の投資を実施する計画である。 (執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一) 《SO》
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不動産ファンドオンラインマーケット「CREAL」の運営を行う。プロ向け不動産ファンド事業、個人向け不動産投資運用サービスも。SBIHDと資本業務提携。ホテル運営事業に参入。運用資産残高などの拡大図る。 記:2024/09/03