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サイバーコム---1Q増収・2ケタ増益、ソフトウェア開発事業・サービス事業ともに利益増

2023/5/11 16:48 FISCO
*16:48JST サイバーコム---1Q増収・2ケタ増益、ソフトウェア開発事業・サービス事業ともに利益増 サイバーコム<3852>は10日、2023年12月期第1四半期(23年1月-3月)決算を発表した。売上高が前期比3.1%増の42.84億円、営業利益が同13.2%増の5.07億円、経常利益が同12.0%増の5.08億円、四半期純利益が同11.8%増の3.52億円となった。 同社は3ヵ年の中期計画として「サイバーコムビジョン2023~増収増益の継続~」を掲げており、最終年度となる2023年度は「ビジネス拡大」を基本方針として、多様化する顧客のニーズに応えるよう取り組んできた。営業面においては、新規顧客の獲得や需要拡大が見込まれる成長分野に向けた積極的な提案活動を進めると共に、技術者による現場営業も強化しながら既存顧客を中心としたリピートオーダーの確保と新たなニーズの掘り起こしも行ってきた。また、技術面においては、多様化するプラットフォーマーに対応した技術者教育を推進するとともに、新たなSaaSベンダーへの対応力を強化することにより技術領域の拡大に取り組んできた。 主力のソフトウェア開発事業の売上高は前年同期比4.1%増の34.24億円、営業利益は同10.4%増の6.54億円となった。通信ソフトウェア開発においては、通信基盤開発案件が一巡したことによる反動減があるものの、制御ソフトウェア開発においては車載ソフトウェア開発、半導体製造装置開発等の作業規模拡大により好調に推移している。また、業務ソフトウェア開発においては、金融系システム、公共系システム、製造系システム、流通系システム等の開発案件が好調に推移した。 サービス事業の売上高は同0.8%減の8.52億円、営業利益は同9.8%増の1.47億円となった。SIサービス(構築・保守・運用・評価検証サービス)においては、第5世代移動通信(5G)の基地局検証案件が一巡したことによる反動減があるものの、仮想化案件、クラウド移行案件やネットワーク構築案件は好調に推移している。自社プロダクトである「Cyber Smart」シリーズ製品(Cyber IP-PBX、Cyber CTI、Cyber Phone)については、クラウド使用料の増加等により底堅く推移した。 2023年12月期通期の業績予想については、売上高が前期比5.8%増の176.00億円、営業利益が同13.8%増の12.00億円、経常利益が同10.7%増の12.00億円、当期純利益が同0.7%増の8.10億円とする期初計画を据え置いている。 《AS》
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時価総額 15,258百万円
富士ソフト傘下のソフト開発会社。通信分野に強み。受託開発主体にSI、自社パッケージも展開。通信ソフトウェア開発は好調。23.12期3Q累計は増収増益。富士ソフトによるTOBは成立、同社株は上場廃止へ。 記:2024/01/09