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AndDo Research Memo(1):2023年6月期第2四半期は売上高及び経常利益で過去最高を更新

2023/3/28 15:11 FISCO
*15:11JST AndDo Research Memo(1):2023年6月期第2四半期は売上高及び経常利益で過去最高を更新 ■要約 And Doホールディングス<3457>は、不動産売買仲介における日本最大のフランチャイズチェーン網を生かして、顧客ニーズを的確に捉えた業界初のサービス・事業を次々と開発・商品化し、市場に浸透させることに成功している。成長強化事業(フランチャイズ事業、ハウス・リースバック事業、金融事業)への積極的な投資を継続することで、さらなる収益拡大を目指している。 1. 業績動向 2023年6月期第2四半期の連結業績は、売上高が前年同期比14.1%増の25,436百万円、営業利益が同2.3%減の1,749百万円、経常利益が同6.0%増の1,853百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同3.1%減の1,132百万円となり、売上高及び経常利益は上期として過去最高を更新した。営業利益は減益となったものの、中期経営計画達成に向けた仕入強化や広告宣伝への成長投資によるものであり、懸念する必要はない。また、期初計画比では、売上高で11.1%増、営業利益で9.6%増、経常利益で23.5%増、親会社株主に帰属する四半期純利益で14.4%増となった。事業セグメント別の動向としては、成長強化事業のうちハウス・リースバック事業が好調に推移した。HLBファンドへの譲渡に加え、売買物件が集中し、連結ベースの業績に寄与した。 2023年6月期の連結業績については、売上高で前期比12.5%増の46,582百万円、営業利益で同20.2%増の3,452百万円、経常利益で同12.0%増の3,300百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同11.4%増の2,178百万円とする期初予想を据え置いた。ハウス・リースバック事業が大幅な増収増益を計画しているほか、金融事業のリバースモーゲージ保証事業も全体の利益に寄与する見込みだ。通期予想に対する進捗率は、売上高54.6%、営業利益50.7%、経常利益56.2%、親会社株主に帰属する当期純利益52.0%と好調に推移しており、上振れて着地する可能性が高いと弊社では見ている。 2. リバースモーゲージ保証事業の育成 同社はリバースモーゲージ保証事業を第三の柱として育成すべく、注力している。なぜなら、リバースモーゲージ保証サービスを提供する(株)フィナンシャルドゥは、契約時に不動産調査料を受け取り、利用者が金融機関に支払う利息の一部を保証料として得るため、イニシャルコストとランニングコストの両方で収益機会があるストック型収益ビジネスであるからだ。また、リバースモーゲージの商品の性質上、将来的に発生する担保不動産の処分時に関しても、同社の提供する不動産サービスの利用を促すことで収益機会とすることができる。2023年2月13日時点の提携金融機関は41行(前期末は39行)、リバースモーゲージ累計保証残高は10,879百万円(前期末比23.6%増)、累計保証件数は978件(同18.0%増)と順調に拡大している。直近では、2023年1月31日に四国銀行<8387>との提携を発表し、累計保証件数は1,000件(2023年1月末時点)を突破した。引き続きリバースモーゲージ保証事業のさらなる普及拡大に注目したい。 3. 中期経営計画 同社は2022年3月、一層の成長と発展による企業価値向上を目指し、2025年6月期を最終年度とする中期経営計画を策定した。これまで積極投資を行ってきたフランチャイズ事業、ハウス・リースバック事業、金融事業に加え、不動産売買事業を成長強化事業として位置付け、成長強化事業のさらなる拡大、「不動産×金融」サービスの深化、高収益体質化の促進、の3つを推進することで、2025年6月期に売上高518.1億円、営業利益41.7億円、経常利益40.0億円、経常利益率7.7%、親会社株主に帰属する当期純利益26.4億円を目指す。また、成長強化事業のうちフランチャイズ事業では累計加盟店舗数865店舗、ハウス・リースバック事業では仕入契約件数月150件ペース、金融事業(リバースモーゲージ保証事業)では提携金融機関100行、不動産売買事業では棚卸資産140億円を達成すべく、施策を実行していく。 ■Key Points ・2023年6月期第2四半期は過去最高の売上高及び経常利益を達成。ハウス・リースバック事業をはじめ、成長強化事業が順調に推移 ・成長強化事業の伸長により、2023年6月期も2ケタ増収増益を見込む ・成長強化事業のさらなる拡大により高収益体質化を促進し、2025年6月期に売上高518.1億円、経常利益40.0億円を目指す (執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎) 《SI》
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