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サイバーコム Research Memo(2):SIサービスや自社プロダクト販売などサービス事業へと領域を拡大

2022/9/28 15:02 FISCO
*15:02JST サイバーコム Research Memo(2):SIサービスや自社プロダクト販売などサービス事業へと領域を拡大 ■会社概要 1. 会社沿革 サイバーコム<3852>の創業は1978年で、宮城県仙台市にコンピュータメーカーのシステム開発を主体として設立された。当時は大手通信機器メーカーの開発部門に常駐でエンジニアを派遣し、交換機等の通信ネットワーク装置のソフトウェア開発などに携わっていた。そこで通信分野のソフトウェア開発に関する技術を蓄積し、顧客先とも強固な関係を構築していく。ただ、事業規模はまだ小さく経営も安定していなかったため、事業拡大を目的に当時から取引関係にあった富士ソフトウエア(株)(現 富士ソフト)と資本提携し同グループに参画、同グループで通信分野のソフトウェア開発を中心に業績を伸ばしていくことになる。 2002年には富士ソフトのグループ戦略として、ソフトウェア受託開発子会社の集約化によるシナジー効果及びスケールメリットの追求を目的に、同社を含む4社が合併※し、事業基盤をさらに拡大した。同社の事業拠点は仙台、旧 サイバーコム(株)は横浜、ボスシステム(株)は新潟、有明システム(株)は熊本(現在は福岡)と拠点が異なる会社を統合したことで、人的リソースの有効活用が可能となったほか採用力も強化され、同社の強みの1つとなっている。 ※株式会社ソフトウェア企画(現 同社)を存続会社として、サイバーコム、ボスシステム及び有明システムの3社を吸収合併し、サイバーコム株式会社に商号を変更。 2007年6月にジャスダック証券取引所に株式上場を果たし(2015年2月に東証2部、2016年4月に東証1部に指定替え、2022年4月に東証スタンダードに移行)、2010年以降はソフトウェア開発事業だけでなく、新たに自社プロダクトの販売やSIなどサービス事業にも展開し、第2の収益柱へと成長している。 2022年6月末時点の従業員数は1,248名(前期末比77名増)で、事業拠点は横浜、仙台、新潟、東京、刈谷(愛知)、福岡の6拠点となる。また、外注先は主に関東圏にあり、人員ベースで1,000名を超えるリソースを確保している。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《YM》
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3852 東証スタンダード
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時価総額 15,258百万円
富士ソフト傘下のソフト開発会社。通信分野に強み。受託開発主体にSI、自社パッケージも展開。通信ソフトウェア開発は好調。23.12期3Q累計は増収増益。富士ソフトによるTOBは成立、同社株は上場廃止へ。 記:2024/01/09