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円安を映した輸出株買いなどで次第に下げ渋る【クロージング】

2024/5/17 15:59 FISCO
*15:59JST 円安を映した輸出株買いなどで次第に下げ渋る【クロージング】 17日の日経平均は4日ぶりに反落。132.88円安の38787.38円(出来高概算18億4000万株)で取引を終えた。前日の米国市場で、長期金利の低下が一服したことなどから、ハイテク株などが売られ、主要株価指数は下落。前日の東京市場で日経平均が500円超上昇したこともあって、目先の利益を確保する売りが先行。日経平均は前場中盤にかけて下げ幅を広げ、38539.56円まで水準を切り下げた。ただ、円相場が1ドル=155円台後半へと円安が進んでおり、自動車など輸出関連株には採算改善を期待した買いが入ったほか、心理的な節目である38500円を目前に押し目を拾う動きもみられ、売り一巡後は下げ渋りを見せた。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄数が1000に迫り、全体の6割を占めた。セクター別では、銀行、電気ガス、輸送用機器、海運、鉄鋼など21業種が上昇。一方、精密機器、その他製品、化学、サービスなど12業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、トヨタ<7203>、コナミG<9766>、オリンパス<7733>、アドバンテス<6857>がしっかりだった半面、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、テルモ<4543>、信越化<4063>が軟調だった。 前日の米国市場は、複数の地区連銀総裁から利下げに慎重な発言が相次ぎ、早期の利下げ観測が遠のいたことが響いたほか、日本時間の早朝に2024年2-4月期の決算を発表した半導体製造装置大手アプライド・マテリアルズの決算を受けて、同社株が時間外で下落していることも投資マインドを萎縮させた。一方、日銀が国債買い入れオペのオファー額を据え置いたことで、早期の利上げへの思惑が後退し、短期筋による先物への買い戻しが入り、日経平均は後場取引開始後には77円安まで値を戻した。 国内では企業決算の発表が一巡し、新たな手掛かり材料に乏しいことも事実で、投資家の関心は再び米国の金利動向に向かうのではないかと見る向きが増えてきている。仮に米国の長期金利が4%を割り込むような場面になってくれば、米国のハイテク株高を刺激材料に東京市場も同様に買いが波及し、日経平均の押し上げにつながりそうだ。ただ、米国の金融当局では、利下げに関して見方が分かれており、引き続き米連邦準備制度理事会(FRB)幹部の発言には注目が集まるだろう。 《CS》
関連銘柄 8件
4063 東証プライム
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時価総額 12,626,479百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
4543 東証プライム
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7/1 15:00
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時価総額 3,798,296百万円
医療機器大手。注射器で国内トップシェア。心臓血管領域のカテーテル治療に加え、脳血管領域向けのカテーテル治療でも実績。京大iPS細胞研究財団とiPS細胞の培養分化自動化で共同研究を開始。3Q累計は増収増益。 記:2024/03/29
6857 東証プライム
6,420
7/1 15:00
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時価総額 4,918,805百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
7203 東証プライム
3,284
7/1 15:00
-6(%)
時価総額 53,578,417百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7733 東証プライム
2,542.5
7/1 15:00
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時価総額 3,269,380百万円
内視鏡世界首位。消化器内視鏡で世界シェア7割。外科用も手掛け、顕微鏡、非破壊検装置も展開。ソニーと医療分野での協業を強化。キヤノンメディカルシステムズとは超音波内視鏡システムで協業。3Q累計は増収確保。 記:2024/02/14
8035 東証プライム
34,820
7/1 15:00
-80(%)
時価総額 16,422,261百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9766 東証プライム
11,475
7/1 15:00
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時価総額 1,646,663百万円
ゲームソフトが柱。スポーツクラブ兼営。遊技機やカジノ機の製造・販売も。24.3期3Q累計は主力ゲーム作品が想定以上に好調。遊技機、カジノ機、スポーツクラブも伸びて二桁増収・大幅増益に。通期計画を上方修正。 記:2024/03/10
9983 東証プライム
40,520
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時価総額 12,894,315百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10