マーケット
7/5 15:15
40,912.37
-1.28
39,375.87
+67.87
暗号資産
FISCO BTC Index
7/7 12:17:08
9,346,785
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

米インフレ指標の発表前に模様眺めムードが強まる【クロージング】

2024/5/14 15:52 FISCO
*15:52JST 米インフレ指標の発表前に模様眺めムードが強まる【クロージング】 14日の日経平均は反発。176.60円高の38356.06円(出来高概算21億1000万株)で取引を終えた。米インテルがアイルランドの半導体工場の建設計画で、「米投資会社から資金提供を受ける」と海外メディアが伝え、前日の米国市場で買われたことから、東京市場でも半導体関連株の一角などが堅調となり、日経平均は寄り付き直後に38477.68円まで上昇した。ただ、日銀の政策正常化への思惑から国内長期金利が上昇しているため、目先の利益を確保する動きもあり、日経平均はマイナスに転じる場面もみられた。14日の4月の卸売物価指数(PPI)や15日の4月の消費者物価指数(CPI)の米インフレ指標の発表前に、模様眺めムードの強い展開だった。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄数が870を超え、全体の過半数を占めた。セクター別では、石油石炭、その他製品、海運、サービス、パルプ紙など17業種が上昇。一方、証券商品先物、ゴム製品、水産農林、ガラス土石、保険など15業種が下落し、食料品は変わらず。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、アドバンテス<6857>、レーザーテック<6920>、スズキ<7269>が堅調だった半面、中外薬<4519>、KDDI<9433>、日産化<4021>、塩野義<4507>が軟調だった。 前日の米国市場は、インフレ統計の発表を前に積極的な売り買いが手控えられ、高安まちまちだった。こうしたなか、米ハイテク関連株が買われた流れを受け、東京市場も朝方は半導体関連など値がさ株中心に買われ、日経平均の上げ幅は一時300円に迫った。また、円相場が1ドル=156円台へと円安が進んだことも支援材料となり、輸出関連株を支える要因となった。ただ、日銀が早ければ6月の金融政策決定会合で国債買い入れの減額に動くのではないかとの思惑から、国内長期金利が昨年11月以来約半年ぶりに0.965%に上昇したことが重荷となった。 米国では今夜、4月のPPIの発表が予定されている。市場予想を上回る好調な結果となり、インフレが再び加速していることを示すのか確認したいところだ。また、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長やクック理事が発言する機会もあり、足元の景気認識についてどう考えているのか、インフレ沈静化に向けた姿勢を強めるのかも見極めたいところだろう。 《CS》
関連銘柄 8件
4021 東証プライム
4,854
7/5 15:00
+32(%)
時価総額 685,870百万円
大手化学メーカー。液晶配向膜や半導体材料に加え、農薬や動物薬などの農業化学品を展開。自社開発殺虫剤「グレーシア」や液晶配向材用ポリイミド「サンエバー」に注力。半導体材料の停滞もあり、3Q累計は利益足踏み。 記:2024/03/28
4507 東証プライム
6,228
7/5 15:00
+32(%)
時価総額 1,940,558百万円
製薬メーカー。抗HIV薬や抗インフル薬など感染症分野に強み。24.3期3Q累計は海外子会社及び輸出の売上が増加。セフィデロコルが欧米で伸びる。ロイヤリティー収入ではHIVフランチャイズ販売が堅調。 記:2024/03/05
4519 東証プライム
6,200
7/5 15:00
+100(%)
時価総額 10,410,160百万円
大手医療用医薬品メーカー。がん領域で国内トップシェア。がんや免疫疾患、神経疾患、血液疾患の領域を中心に医薬品を開発し、血友病治療薬「ヘムライブラ」に注力。新型コロナ治療薬が一巡し、23.12期は足踏み。 記:2024/02/29
6857 東証プライム
6,631
7/5 15:00
-145(%)
時価総額 5,080,467百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6920 東証プライム
34,290
7/5 15:00
-150(%)
時価総額 3,233,067百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
7269 東証プライム
1,797
7/5 15:00
-16(%)
時価総額 3,530,361百万円
大手自動車メーカー。軽自動車で国内首位級、オートバイでも世界的。四輪車はインドでトップシェア。四輪事業は堅調。日本やインド、欧州で販売が増加。二輪事業はインドで販売増。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/04/14
9433 東証プライム
4,395
7/5 15:00
+2(%)
時価総額 10,126,871百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9984 東証プライム
11,225
7/5 15:00
+35(%)
時価総額 19,340,159百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17