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米株安や円高を背景に持ち高調整の動き【クロージング】

2024/3/11 16:12 FISCO
*16:12JST 米株安や円高を背景に持ち高調整の動き【クロージング】 11日の日経平均は大幅反落。868.45円安の38820.49円(出来高概算20億2000万株)と2月21日約半月ぶりに39000円台を割り込んで取引を終えた。下げ幅は今年最大となった。前週末の米国市場でハイテク関連株が売られた流れや、1ドル=146円台に突入した円高が嫌気された。日経平均は前場半ばに節目の39000円を割り込むと、その後も下落幅を広げ、後場中盤にかけて38496.66円まで下押しした。海外の短期筋による先物売りが加わったことも、投資マインドを萎縮させたようだ。ただ、大引けにかけては押し目狙いの買いも入り下げ渋りを見せた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1400に迫り、全体の8割超を占めた。セクター別では、パルプ紙とその他製品を除く31業種が下落し、鉱業、銀行、証券商品先物、鉄鋼、機械の下げが際立っていた。指数インパクトの大きいところでは、オリンパス<7733>、リクルートHD<6098>、大日印<7912>、アステラス薬<4503>がしっかりだった半面、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、アドバンテス<6857>、ファーストリテ<9983>が下落した。 前週末の米国市場は、マーベル・テクノロジーやブロードコムといった半導体関連企業の決算内容が市場期待に答えられなかったことが響き、これまで相場をけん引してきたエヌビディアも5%超下落するなどハイテク関連株が下落したため、主要株価指数が下落。東京市場でも半導体関連株中心に値を消す銘柄が増えた。また、約2カ月ぶりの円高も嫌気され、自動車や電子部品、機械などの輸出関連株も売られたことが投資家心理を圧迫し、日経平均の下げ幅は一時1100円を超えた。3月期末を意識したリバランスの動きや、日銀の金融政策正常化観測からの先物売りも膨らんだ。 日経平均はスピード調整と見る向きが多いものの、来週には日銀の金融政策決定会合と米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えているだけに、日米ともに政策修正への思惑が強まるなかでは、目先は円高が進む可能性が高いだけに、手掛けづらさはありそうだ。もっとも、日本株を取り巻く環境は依然として良好といえる。また、3月末にかけては配当再投資もあり、需給関係は次第に好転していくと想定されるだけに、押し目買いスタンスで望みたい。 《CS》
関連銘柄 8件
4503 東証プライム
1,795.5
10/31 15:00
+6.5(%)
時価総額 3,249,250百万円
国内大手製薬会社。前立腺がん治療剤「XTANDI」や急性骨髄性白血病治療剤「XOSPATA」などが主要製品。海外売上高比率が高い。25.3期は尿路上皮がん治療剤「PADCEV」の成長などを見込む。 記:2024/06/24
9,533
10/31 15:00
+36(%)
時価総額 16,167,587百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6857 東証プライム
9,148
10/31 15:00
+553(%)
時価総額 7,008,658百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
7733 東証プライム
2,710.5
10/31 15:00
+11.5(%)
時価総額 3,485,410百万円
医療機器メーカー。1919年創業。消化器内視鏡で世界トップシェア。外科手術用エネルギーデバイス、人工骨補填材、整形外科用器具等も。海外売上比率が高い。消化器内視鏡システム「EVIS X1」の拡販図る。 記:2024/06/24
7912 東証プライム
2,670
10/31 15:00
-7(%)
時価総額 1,480,464百万円
大手総合印刷企業。1876年創業。出版関連ビジネスのほか、情報セキュア関連製品、ディスプレイ関連製品、電子デバイス等も。リチウムイオン電池用バッテリーパウチ等で世界トップシェア。BPO事業の拡大等に注力。 記:2024/06/17
8035 東証プライム
23,400
10/31 15:00
-610(%)
時価総額 11,036,212百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
49,520
10/31 15:00
-1,120(%)
時価総額 15,758,304百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
9,498
10/31 15:00
-45(%)
時価総額 16,364,617百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17