マーケット
11/5 15:15
38,474.90
+421.23
41,794.60
-257.59
暗号資産
FISCO BTC Index
11/5 22:33:43
10,466,242
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

日銀の政策正常化への思惑から利食い売り膨らむ【クロージング】

2024/3/7 16:16 FISCO
*16:16JST 日銀の政策正常化への思惑から利食い売り膨らむ【クロージング】 7日の日経平均は大幅に3日続落。492.07円安の39598.71円(出来高概算21億2000万株)と4営業日ぶりに4万円台を下回って取引を終えた。日銀の政策修正に関する報道が前日夕方からきょうにかけて相次いだことから、円相場が約1カ月ぶりに一時1ドル=148円台半ばへと円高が進んだため、輸出関連株などに売りが膨らんだ。また、相場をけん引してきた半導体関連株にも値を崩す銘柄が増えたことも投資家心理を悪化させた。さらに、8日には2月の米雇用統計の発表を控えているだけに、米国の利下げ観測を補完する内容になるのか確認したいと考える向きが多く、見送りムードが強まるなか、日経平均は大引けにかけて、39518.40円まで水準を切り上下げた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が900を超え、全体の6割近くを占めた。セクター別では、電気ガス、保険、銀行、陸運など14業種が上昇。一方、輸送用機器、ゴム製品、電気機器、鉄鋼など19業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、KDDI<9433>、安川電<6506>、リクルートHD<6098>が堅調だった半面、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、ファーストリテ<9983>、TDK<6762>が軟調だった。 前日の米国市場は、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言での発言が好意的に受け取られ、主要株価指数は上昇。東京市場でも朝方は買いが先行して始まり、日経平均は一時節目の40500円目前に迫る場面もあった。ただ、米メディアが午前10時すぎに「3月か4月のマイナス金利解除に一部の政府関係者が容認姿勢を示している」と報じたことで、日米金利差縮小観測が一段と強まり、円高が進んだため、先駆した半導体関連株などを中心に値がさ株に売りが膨らみ、日経平均は一転してマイナスに転じ、下げ幅も一時は500円を超えた。 日銀の政策修正については、日米金利差縮小観測が一段と強まったことが利食いを急がせる材料になったほか、週末のメジャーSQに絡んだ売買も加速するなど、一時的な需給バランスが崩れたことがきょうの下げの最大の要因だろう。一方、米国では7日、パウエルFRB議長が上院銀行委員会で証言する。前日の発言内容と大きく変わらないとの見方からサプライズはないだろうが、8日には2月の雇用統計の発表を控えていることから、早期の利下げを正当化する内容となるのか見定めたいと見る向きも多いようだ。 《CS》
関連銘柄 8件
8,793
11/5 15:30
-348(%)
時価総額 14,912,576百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6506 東証プライム
4,491
11/5 15:30
+113(%)
時価総額 1,197,705百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども。工場の内製化、自動化を推進。26.2期営業利益1000億円目指す。 記:2024/05/08
6762 東証プライム
1,960
11/5 15:30
+112(%)
時価総額 3,809,966百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6857 東証プライム
8,899
11/5 15:30
+154(%)
時価総額 6,817,889百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
8035 東証プライム
22,930
11/5 15:30
+445(%)
時価総額 10,814,545百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
4,792
11/5 15:30
+32(%)
時価総額 10,503,326百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
49,100
11/5 15:30
+960(%)
時価総額 15,624,651百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
8,946
11/5 15:30
-18(%)
時価総額 15,413,546百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17