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日経平均VIは上昇、株価底堅く高値警戒感が継続

2024/3/6 14:15 FISCO
*14:15JST 日経平均VIは上昇、株価底堅く高値警戒感が継続 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時10分現在、前日比+0.52(上昇率2.55%)の20.90と上昇している。なお、今日ここまでの高値は21.76、安値は19.57。 昨日の米株式市場で主要指数が下落した流れを受け、今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は下落して始まった。日経225先物は昨日は20円下落したものの引き続き短期的な過熱感が意識されている。こうした中、今日は日経225先物がマイナス圏での推移となったことから、市場では高値警戒感が緩和。午前の時間帯は日経VIは昨日の水準を概ね下回った。しかし、株価の下値は堅く、日経225先物が下げ渋ると高値警戒感が再び意識され、午後はボラティリティーの高まりを警戒するムードが広がり、日経VIは昨日の水準を上回って推移している。 【日経平均VIとは】 日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。 《SK》