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一時心理的な節目の32500円台を回復【クロージング】

2023/8/8 16:13 FISCO
*16:13JST 一時心理的な節目の32500円台を回復【クロージング】   8日の日経平均は3営業日続伸。122.73円高の32377.29円(出来高概算14億4000万株)で取引を終えた。前日の米国市場で主要株価指数が上昇したほか、円相場が1ドル=143円台前半へと円安に振れていることを受けて買いが先行。前場中盤には32539.88円まで上昇し、取引時間中としては4営業日ぶりに心理的な節目である32500円を回復する場面があった。ただ、10日には7月の米消費者物価指数(CPI)の発表、国内では週末に3連休を控えているため、一方向に持ち高を傾ける動きも限られ、次第に模様眺めムードが広がった。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1000に迫り、全体の過半数を占めた。セクター別では、電気ガス、海運、食料品など25業種が上昇。一方、保険、精密機器、鉱業など8業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、ダイキン<6367>、ファナック<6954>、コムシスHD<1721>が堅調だった半面、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>、信越化<4063>、アステラス薬<4503>が軟調だった。 週明けの米国市場は、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が来年の利下げを示唆する発言が米紙で伝わったことなどを材料に上昇。東京市場でもリスク選好ムードが広がった。ヘッジファンドなどの短期筋の買い戻しの動きが広がり、日経平均の上げ幅は一時285円を超えた。また、取引終了後に決算発表を予定しているソフトバンクGがしっかりしていたことも相場を支えていた。ただ、バイデン米大統領が半導体・人工知能(AI)など対中国投資制限の大統領令を8日に発表するという海外メディアの報道を背景に、半導体関連株が軒並み下落したことが相場の上値を抑える要因になった。 日経平均はひとまず続伸したが、市場エネルギーは減少傾向にあり、8月限オプションの特別清算指数(SQ)算出日を前に、短期筋の仕掛け的な売買には引き続き警戒が必要だろう。また、国内では今週、決算発表がヤマ場を迎えるだけに、業績動向を確認したいと考える向きも多いほか、景気減速が警戒されているだけに米中両国の経済指標の結果にも関心が集まりそうだ。目先的には個別材料株物色で幕間をつなぎながらの展開が続こう。 《CS》
関連銘柄 9件
3,337
11/22 15:30
+10(%)
時価総額 443,821百万円
電気通信工事大手。NTTグループを中心に、KDDIやソフトバンク、楽天モバイル向けの通信設備工事を展開。社会システム関連事業等も。受注高は堅調。ITソリューション事業や社会システム関連事業等が受注好調。 記:2024/07/16
4063 東証プライム
5,649
11/22 15:30
+53(%)
時価総額 11,307,558百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
4503 東証プライム
1,562
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 2,826,694百万円
国内大手製薬会社。前立腺がん治療剤「XTANDI」や急性骨髄性白血病治療剤「XOSPATA」などが主要製品。海外売上高比率が高い。25.3期は尿路上皮がん治療剤「PADCEV」の成長などを見込む。 記:2024/06/24
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17