マーケット
10/11 15:15
39,605.80
+224.91
42,863.86
+409.74
暗号資産
FISCO BTC Index
10/12 22:20:08
9,393,056
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

リスク回避の動きが続く【クロージング】

2023/8/3 16:06 FISCO
*16:06JST リスク回避の動きが続く【クロージング】 3日の日経平均は大幅続落。548.41円安の32159.28円(出来高概算17億9000万株)で取引を終えた。米国債の格下げを受けた米国市場の下落を受けて、世界的な株安連鎖への警戒感が台頭。リスク回避の売りが継続した。また、日米の金利が上昇傾向にあることも投資マインドを悪化させ、年初からのパフォーマンスの良い日本株には利益確定売りも続き、日経平均は後場終盤には32142.25円まで下げ幅を広げた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1600を超え、全体の9割を占めた。セクター別では、海運、パルプ紙の2業種を除く31業種が下落。非鉄金蔵、輸送用機器、ゴム製品、鉱業の下落が際立っていた。指数インパクトの大きいところでは、信越化<4063>、郵船<9101>、キッコーマン<2801>、川崎船<9107>がしっかりだった半面、TDK<6762>、ファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>、ヤマハ<7951>、東エレク<8035>が軟調だった。 前日の米国市場は、7月のADP雇用統計が市場予想を上回ったため、長期金利が一段と上昇したことも重荷となった。また、米国債の格下げについて、さらに緊縮財政へと向かわせる可能性があり、米経済の失速につながるとして、日本企業にも悪影響を及ぼし兼ねないと警戒する向きも多く、不安感が増幅していた。また、米国市場の取引終了後に発表した米クアルコムの決算が低調だったため、同社株が時間外取引で7%近く急落していることも悪影響を及ぼし、半導体や電子部品関連などを中心に値を消す銘柄が増加し、日経平均の下げ幅は一時570円に迫る場面があった。 日経平均は2日間で1000円超下落し、先行き不安心理が市場を覆っているが、悪材料ばかりではない。円相場が1ドル=144円を窺う円安になっており、輸出企業の収益にはプラスに働こう。また、本格化している主要企業の決算も総じて堅調な内容が続いているとの見方が多い。このため、当面は米国市場の動きがどうなるのかが最大の関心事だが、決算を手掛かりとした押し目待ちのスタンスで望みたい。 《CS》
関連銘柄 9件
2801 東証プライム
1,675
10/11 15:00
-1(%)
時価総額 1,623,772百万円
1917年創業のしょうゆメーカー最大手。しょうゆ関連調味料やデルモンテ調味料の食品部門、豆乳飲料等の飲料部門、酒類部門などでも事業展開。海外売上高比率は7割超。海外のしょうゆ部門では新規市場開拓進める。 記:2024/09/01
4063 東証プライム
6,126
10/11 15:00
-67(%)
時価総額 12,399,777百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
6762 東証プライム
1,887
10/11 15:00
-12(%)
時価総額 3,668,064百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6857 東証プライム
7,798
10/11 15:00
+260(%)
時価総額 5,974,586百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
7951 東証プライム
1,271
10/11 15:00
-4.5(%)
時価総額 690,153百万円
世界最大の総合楽器メーカー。1887年創業。静岡県浜松市に本社。ピアノ、電子楽器、弦楽器等の製造・販売を行う。音響機器、電子デバイス等も手掛ける。総還元性向50%目標。業務用音響機器は旺盛な需要続く。 記:2024/08/30
8035 東証プライム
25,620
10/11 15:00
+105(%)
時価総額 12,083,237百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9101 東証プライム
4,872
10/11 15:00
-28(%)
時価総額 2,485,524百万円
海運の国内最大手。1885年創業。三菱グループ。不定期専用船事業、物流事業が柱。定期船事業、航空運送事業等も展開。世界最大規模の自動車専用船を保有。配当性向30%目安。25.3期は最終増益見通し。 記:2024/07/04
9107 東証プライム
2,027
10/11 15:00
+27(%)
時価総額 1,448,754百万円
海運国内3位。1919年設立。自動車船事業などの製品物流部門が主力。ドライバルク事業等も。持分法適用関連会社にコンテナ船事業を行うONE社。LNG船等は順調推移見込む。27.3期経常利益1600億円目標。 記:2024/06/17
9983 東証プライム
54,490
10/11 15:00
+3,130(%)
時価総額 17,339,862百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10