マーケット
11/28 15:15
38,349.06
+214.09
44,722.06
-138.25
暗号資産
FISCO BTC Index
11/28 23:38:25
14,561,752
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

売り優勢のなか、需給改善を狙った押し目待ち狙いの買いも入る【クロージング】

2023/7/10 16:14 FISCO
*16:14JST 売り優勢のなか、需給改善を狙った押し目待ち狙いの買いも入る【クロージング】 10日の日経平均は5営業日続落。198.69円安の32189.73円(出来高概算15億1000万株)で取引を終えた。前週末の米国株の下落や円安一服を背景に輸出関連株などを中心に売りが先行。日経平均は寄り付き直後に32558.98円まで切り返す場面も見られたが、上場投資信託(ETF)の分配金を捻出するための売りが警戒されているなか、前場中盤にかけて軟化し、後場の寄り付き直後には32065.63円まで水準を切り下げた。心理的な節目である32000円を割り込まなかったことから、押し目買いが散見され32400円を回復する場面もみられたが、引けにかけて売り優勢の流れとなった。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が930を超え、全体の過半数を占めた。セクター別では、鉱業、パルプ紙、小売など9業種が上昇。一方、海運、輸送用機器、医薬品、電気機器など24業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、日産化<4021>、KDDI<9433>がしっかりだった半面、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>、第一三共<4568>、ダイキン<6367>が軟調だった。 先週末に発表された6月の米雇用統計では、平均時給の伸び率は前月比0.4%と、市場予想を上回った一方、失業率は3.6%と前月からやや低下した。これが、賃金との連動性が高いとされるサービスインフレの鈍化に時間がかかると受け止められ、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ長期化懸念が台頭。金利上昇による景気悪化への警戒もあり、円相場が一時1ドル=142円台前半まで円高に振れたことも投資マインドに響き、日経平均の下げ幅は一時300円を超えた。 東京市場の短期的な需給悪化要因はきょうで一巡するため、あす以降の需給改善を見越した買いに日経平均は一時プラスに転じるなど日本株への先行き期待は依然として高い。また、欧米の年金基金などが日本株を調査中との観測が広がっているほか、国内の機関投資家など買い遅れている向きも少なくなく、押し目を拾う動きが想定される。ただ、今月下旬からは主要企業の決算が本格化する。業績改善への期待感が一段と高まるなど新たなきっかけ材料待ちの状況のなか、レンジ内での往来相場が続きそうだ。 《CS》
関連銘柄 8件
4021 東証プライム
5,219
11/28 15:30
-78(%)
時価総額 719,178百万円
1887年創業の化学メーカー。機能性材料、農業化学品が柱。ディスプレイ材料「サンエバー」で世界トップシェア。半導体材料「ARC」はアジアシェア高い。総還元性向75%目標。事業領域の深掘りなどに注力。 記:2024/08/26
4568 東証プライム
4,717
11/28 15:30
+75(%)
時価総額 9,184,159百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
6367 東証プライム
18,155
11/28 15:30
+70(%)
時価総額 5,321,485百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6857 東証プライム
8,210
11/28 15:30
-296(%)
時価総額 6,290,018百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
8035 東証プライム
23,740
11/28 15:30
+1,500(%)
時価総額 11,196,567百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
4,981
11/28 15:30
+66(%)
時価総額 10,917,585百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
51,100
11/28 15:30
-90(%)
時価総額 16,261,093百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
9,048
11/28 15:30
+67(%)
時価総額 13,300,515百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17