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日銀の政策修正への思惑から円高が進み、輸出関連株を中心に売りが継続【クロージング】

2023/1/16 16:08 FISCO
*16:08JST 日銀の政策修正への思惑から円高が進み、輸出関連株を中心に売りが継続【クロージング】 16日の日経平均は続落。297.20円安の25822.32円(出来高概算11億4000万株)と5営業日ぶりに26000円を割り込んで取引を終えた。明日からの日銀の金融政策決定会合を前に政策修正への思惑が拭えず、為替市場で約7カ月半ぶりに1ドル=127円台へと円高が進行したため、輸出関連株を中心に売りが優勢となった。日経平均は取引開始後には25748.10円まで下げ幅を広げた。ただし、16日の米国市場がキング牧師の生誕の日で休場となるため、海外勢の動きも鈍く、朝方の売りが一巡した後は模様眺めムードが広がり、25800円前後でもみ合っていた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1300を超え、全体の7割超を占めた。セクター別では、石油石炭、繊維製品、その他金融、サービスなど6業種が上昇。一方、銀行、海運、非鉄金属、保険、鉄鋼、ガラス土石など26業種が下落し、証券商品先物が変わらずだった。指数インパクトの大きいところでは、エーザイ<4523>、花王<4452>、味の素<2802>、アステラス薬<4503>、セコム<9735>がしっかりだった半面、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、TDK<6762>が軟調だった。 13日の米国市場は、ミシガン大学が発表した1月の米消費者態度指数(速報値)で消費者が予想する1年先のインフレ率は4%となり、昨年12月の4.4%から低下したことなどから、米国のインフレ圧力の減速傾向が強まり、利上げペースの鈍化への思惑が継続。主要株価指数は続伸した。東京市場では、日銀の政策修正観測から日米金利差縮小を見越し、円高基調が鮮明になっているため、輸出関連株を中心に軟化し、日経平均の下げ幅は一時300円を超えた。一方、円高基調を映して、原材料輸入費用の低減が見込めるパルプ紙など内需関連株や先週末に決算を発表した銘柄などに投資資金がシフトしていた。 市場の注目は日銀の金融政策決定会合の結果とあわせて発表される「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」だ。市場が織り込んでいるイールドカーブコントロール(YCC)の再修正などさらなる政策変更が実施されるのかポイントであろう。展望リポートでは、物価見通しの引き上げが検討されているだけに、大幅に物価見通しが引き上げられれば、円高進行が加速する恐れもある。 《FA》
関連銘柄 9件
2802 東証プライム
5,881
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時価総額 3,158,073百万円
国内最大手の調味料メーカー。1909年創業。うま味調味料などで国内トップシェア。調味料・食品を主力に、冷凍食品、医薬用・食品用アミノ酸等も。ヘルスケアやフード&ウェルネス、ICTなどを成長領域に位置付け。 記:2024/08/23
4452 東証プライム
7,116
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+21(%)
時価総額 3,380,100百万円
トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
4503 東証プライム
1,759
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時価総額 3,229,264百万円
国内大手製薬会社。前立腺がん治療剤「XTANDI」や急性骨髄性白血病治療剤「XOSPATA」などが主要製品。海外売上高比率が高い。25.3期は尿路上皮がん治療剤「PADCEV」の成長などを見込む。 記:2024/06/24
4523 東証プライム
5,538
10/7 15:00
+41(%)
時価総額 1,642,388百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。不眠症治療剤「デエビゴ」は成長。米国でのレケンビ治療は着実に進捗。中長期的に研究開発投資を継続。 記:2024/04/29
6762 東証プライム
1,962.5
10/7 15:00
+64.5(%)
時価総額 3,814,825百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
8035 東証プライム
25,650
10/7 15:00
+295(%)
時価総額 12,097,386百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9735 東証プライム
5,337
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時価総額 2,490,244百万円
国内初の警備保障会社。事業所向け・家庭向けオンライン・セキュリティシステム、常駐警備、現金護送等を手掛ける。防災事業、メディカルサービス事業等も。システムセキュリティ、入退室管理システム等の拡販図る。 記:2024/08/01
9983 東証プライム
50,450
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+1,240(%)
時価総額 16,054,249百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
8,745
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+184(%)
時価総額 15,067,233百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17