マーケット
1/10 15:15
39,190.40
-414.69
41,938.45
-696.75
暗号資産
FISCO BTC Index
1/12 9:37:02
14,925,221
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

米CPIを受けた円高を嫌気して輸出関連株を中心に売られる【クロージング】

2023/1/13 16:01 FISCO
*16:01JST 米CPIを受けた円高を嫌気して輸出関連株を中心に売られる【クロージング】 13日の日経平均は6営業日ぶりに反落。330.30円安の26119.52円(出来高概算14億7000万株)で取引を終えた。注目された米消費者物価指数(CPI)の伸び率が鈍化し、利上げペースの鈍化への思惑から円相場が昨年6月以来となる1ドル=128円台へと円高が進んだため、輸出関連株を中心に売りが先行。日経平均は前場終盤に26090.84円まで下げ幅を広げた。ただ、半導体関連株などハイテク株の一角が堅調だったことが相場を支え、売り一巡後は26100円台でのもみ合い展開が続いた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1100を超え、全体の6割超を占めた。セクター別では、銀行、鉄鋼、空運、証券商品先物など11業種が上昇。一方、輸送用機器、精密機器、食料品、ゴム製品など22業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、7&iHD<3382>、第一三共<4568>がしっかりだった半面、ファーストリテ<9983>が下落し、1銘柄で日経平均を約217円押し下げたほか、ソフトバンクG<9984>、リクルートHD<6098>が軟化した。 12月の米CPIは総合指数が前月比で2年半ぶりにマイナスとなり、米インフレ圧力の減速傾向が強まって、利上げペースの鈍化への思惑が改めて強まった。これを受け、米国市場では主要株価指数がそろって続伸したが、東京市場ではCPIを受けて円高が進行したため、為替メリットのはく落を警戒して、自動車など輸出関連株中心に値を消したことが相場の重荷になった。また、前日に第1四半期決算を発表したファーストリテが一時9%超下落したことも投資家心理の悪化につながったようだ。 市場は来週の日銀金融政策決定会合の結果に注目が集まっている。政策修正への思惑が日に日に強まっているだけに、実際にさらなる政策修正が行われるのかどうかがポイントだろう。また、決定会合に合わせて、経済・物価情勢の展望(展望リポート)も公表される。展望リポートでは、物価見通しの引き上げが検討されている。政府と日銀が定めた共同声明は、「物価安定の目標を消費者物価(CPI)の前年比上昇率で2%をできるだけ早期に実現することを目指す」としていた。この共同声明が大規模金融緩和の根拠となってきただけに、CPIの2%突破が実現すれば、政策修正への思惑が一段と高まりかねない。 《FA》
関連銘柄 7件
2,490
1/10 15:30
+115.5(%)
時価総額 6,485,344百万円
国内流通グループ最大手。セブン-イレブン・ジャパンやイトーヨーカ堂、セブン銀行等を傘下に収める持株会社。海外コンビニ事業の売上構成比率が高い。海外コンビニ事業は店舗網の拡大、オリジナル商品の強化等に注力。 記:2024/10/24
4568 東証プライム
4,130
1/10 15:30
-61(%)
時価総額 8,041,250百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
10,955
1/10 15:30
-210(%)
時価総額 18,074,019百万円
求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。マッチング&ソリューション事業はSaaSアカウント数の拡大図る。 記:2024/12/08
6857 東証プライム
10,380
1/10 15:30
+506(%)
時価総額 7,952,544百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
8035 東証プライム
27,025
1/10 15:30
-10(%)
時価総額 12,745,882百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向は50%目処。海外売上高比率が高い。積極的な設備投資を継続。 記:2024/12/20
9983 東証プライム
48,700
1/10 15:30
-3,400(%)
時価総額 15,497,363百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
9,251
1/10 15:30
-78(%)
時価総額 13,598,924百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。スマホ契約数は増加。コンシューマ事業はモバイルサービス、ブロードバンドサービス売上等が順調。 記:2024/11/27