マーケット
10/9 15:15
39,277.96
+340.42
42,080.37
+126.13
暗号資産
FISCO BTC Index
10/9 23:19:16
9,245,599
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

FOMCを控えるなか、リバランスの動きが強まる【クロージング】

2022/10/27 16:16 FISCO
*16:16JST FOMCを控えるなか、リバランスの動きが強まる【クロージング】 27日の日経平均は4日ぶりに反落。86.60円安の27345.24円(出来高概算10億7000万株)で取引を終えた。26日の米国市場ではカナダ銀行(中央銀行)が予想外の利上げペースを縮小したことから、米連邦準備理事会(FRB)も利上げペースを緩めるとの期待が高まり、これを受けた長期金利の低下が買いに向かわせたものの、アルファベットなど大型テック株の予想を下回る決算が相次いでおり、ハイテク株などへも売りが波及する格好だった。 また、時間外取引でメタプラットフォームズが20%近く下落するなか、これを受けた米国市場の動向が気がかりとなるなか、こう着感の強い相場展開だった。ただし、FRBが年内に利上げペースを緩めるとの思惑は強く、ショートに傾いていた銘柄などへは買い戻しと見られる動きを見せており、全体としては底堅さが意識された。 日経平均は朝方につけた27450.26円を高値にこう着となり、引け間際につけた27330.79円が安値だった。120円程度の狭いレンジでの推移であり、メタプラットフォームズの大幅な下落に対する警戒が強い状況のなかでは、相当底堅い値動きに映る。また、指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、第一三共<4568>、アドバンテスト<6857>が堅調だった反面、決算が嫌気されたキヤノン<7751>、日東電<6988>のほか、KDDI<9433>、エプソン<6724>がさえなかった。東証プライムの騰落数は値下がり数が1200を超え、全体の7割近くを済めた。セクターでは鉱業、電力ガス、石油石炭、機械、医薬品の5セクターが上昇。一方で、銀行、海運、繊維、パルプ紙、その他金融など28セクターが下落。 日経平均の下落率は0.32%だったのに対して、TOPIXは0.66%の下落だった。決算を手掛かりとした個別の影響は当然あるものの、流れとしては来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えるなか、リバランスの動きは入りやすいと考えられ、日経平均型優位の相場展開が見込まれそうだ。中小型株などは直近IPO銘柄には足元での調整一巡から動意付いてきている銘柄なども散見されており、。需給状況は改善傾向にあるとみられる。明日はFOMC待ちで動きづらいだろうが、売りに押される局面においては押し目狙いのスタンスに向かわせよう。 《FA》
関連銘柄 9件
4568 東証プライム
4,937
10/9 15:00
+96(%)
時価総額 9,612,507百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
6724 東証プライム
2,819.5
10/9 15:00
-24.5(%)
時価総額 1,126,771百万円
インクジェットプリンター大手。プロジェクターやウエアラブル機器も手掛ける。超微細・精密加工技術に定評。24.3期3Qはプリンティングソリューションズ事業が堅調。オフィス共有IJPのインク売上等が伸びる。 記:2024/04/16
6857 東証プライム
7,639
10/9 15:00
+269(%)
時価総額 5,852,765百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6988 東証プライム
2,463
10/9 15:00
+29(%)
時価総額 1,740,752百万円
1918年創業の高機能材料メーカー。偏光板やフレキシブルプリント基板等のオプトロニクス部門、インダストリアルテープ部門が柱。核酸の受託製造、衛生材料等も。情報機能材料ではハイエンド製品向けに注力。 記:2024/09/02
7751 東証プライム
5,060
10/9 15:00
+88(%)
時価総額 6,748,841百万円
精密機器大手。オフィス複合機やレンズ交換式カメラ、FPD露光装置などで世界トップシェア。バランスの取れた事業構造が強み。海外売上高比率は7割超。グラフィックアート向け大判プリンター3機種を新発売。 記:2024/04/30
8035 東証プライム
25,770
10/9 15:00
+310(%)
時価総額 12,153,982百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
4,781
10/9 15:00
+96(%)
時価総額 11,016,285百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
50,710
10/9 15:00
+570(%)
時価総額 16,136,987百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
8,696
10/9 15:00
+115(%)
時価総額 14,982,808百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17