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世界経済の先行き不透明感からリスク回避の動きが強まり、約3カ月ぶりに26000円割れ【クロージング】

2022/9/30 15:56 FISCO
*15:56JST 世界経済の先行き不透明感からリスク回避の動きが強まり、約3カ月ぶりに26000円割れ【クロージング】 30日の日経平均は大幅反落。484.84円安の25937.21円(出来高概算15億2000万株)と終値ベースで7月1日以来約3カ月ぶりに26000円を割り込んで取引を終えた。欧米各国による大幅な利上げに映して、世界的な景気減速への警戒感が拭えず、海外市場で主要株価指数が下落した流れを引き継いだ。また、日経平均の定期銘柄入れ替えに伴う3000億円規模と試算されるリバランス売りなども投資マインドの悪化につながり、日経平均は後場中盤にかけて25805.59円まで下げ幅を広げた。その後は急激な下げに対する警戒感から押し目を拾う動きもみられたものの、買い材料に欠けるだけに日中の安値圏で推移していた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1500を超え、全体の8割超を占めた。セクター別では、不動産を除く31業種が下落し、輸送用機器、ゴム製品、電気機器、その他製品、機械などの下落が目立ち、医薬品は変わらずだった。指数インパクトの大きいところでは、トレンド<4704>、KDDI<9433>、アステラス薬<4503>、協和キリン<4151>、エーザイ<4523>がしっかりだった半面、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、アドバンテス<6857>、デンソー<6902>が軟調だった。 前日の米国市場は、労働市場の先行指標として注目される新規失業保険申請件数が市場予想に反しで減少したため、労働需給ひっ迫の長期化による金融引き締め強化への警戒が高まり、主要株価指数は下落。また、英国でも債券市場への介入効果もはく落した。海外株安を映して、東京市場でもハイテク関連株中心に売り方優位の展開となった。また、米系証券の投資判断引き下げにより米アップルが一時5%近く下落したため、国内サプライヤーである電子部品関連にも売りが波及した。 きょうの下げは、月末、上半期末に伴い、株価などの変動率の変化に応じて持ち高を調整するリスクパリティファンドの売りといった需給の特殊要因で一過性のものとの声も出ている。ただ、米国や英国など世界的なインフレによる経済への打撃や金融市場の不安定化が投資家心理に悪影響を及ぼしているだけに、ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)の動向には注意が必要だ。米国では30日、8月の個人消費支出(PCE)物価統計が発表される。米景気の先行きを見定めるうえでも確認が重要だろう。 《FA》
関連銘柄 10件
4151 東証プライム
2,628
10/9 15:00
+21.5(%)
時価総額 1,419,120百万円
医療用医薬品メーカー。キリンHDの子会社。がんや腎、免疫、中枢神経の分野で抗体医薬品や低分子医薬品等の医療用医薬品を開発する。富士フイルムと提携。23年12月期は国内が足踏みも、海外が堅調に推移した。 記:2024/04/14
4503 東証プライム
1,747
10/9 15:00
+3(%)
時価総額 3,207,233百万円
国内大手製薬会社。前立腺がん治療剤「XTANDI」や急性骨髄性白血病治療剤「XOSPATA」などが主要製品。海外売上高比率が高い。25.3期は尿路上皮がん治療剤「PADCEV」の成長などを見込む。 記:2024/06/24
4523 東証プライム
5,491
10/9 15:00
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時価総額 1,628,449百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。不眠症治療剤「デエビゴ」は成長。米国でのレケンビ治療は着実に進捗。中長期的に研究開発投資を継続。 記:2024/04/29
4704 東証プライム
8,342
10/9 15:00
+61(%)
時価総額 1,174,529百万円
コンピュータ・インターネット用セキュリティ関連製品の開発、販売等を行う。ウイルスバスターで知名度高い。コンシューマ向け製品で国内トップシェア。配当性向70%目標。統合セキュリティプラットフォームを拡販。 記:2024/08/13
6857 東証プライム
7,639
10/9 15:00
+269(%)
時価総額 5,852,765百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6902 東証プライム
2,122
10/9 15:00
+3(%)
時価総額 6,688,077百万円
自動車部品で国内最大。カーエアコンや燃焼噴射装置に強み。トヨタ系列も系列外への販売も多い。24.3期3Q累計は客先の増産を受けて販売伸長。だが燃料ポンプのリコール費用が利益の重石に。政策保有株縮減の意向。 記:2024/04/12
8035 東証プライム
25,770
10/9 15:00
+310(%)
時価総額 12,153,982百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
4,781
10/9 15:00
+96(%)
時価総額 11,016,285百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
50,710
10/9 15:00
+570(%)
時価総額 16,136,987百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
8,696
10/9 15:00
+115(%)
時価総額 14,982,808百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17