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米ハイテク株安の影響で売り先行もCPIを前に27800円を挟んだこう着【クロージング】

2022/8/10 15:56 FISCO
*15:56JST 米ハイテク株安の影響で売り先行もCPIを前に27800円を挟んだこう着【クロージング】 10日の日経平均は続落。180.63円安の27819.33円(出来高概算10億5000万株)で取引を終えた。9日の米国市場で前日のエヌビディアに続き、マイクロン・テクノロジーがパソコン向けなどの需要減を理由に2022年6-8月期の売上高見通しを引き下げたことが嫌気され、ハイテク関連株が売られた。これを受けて東京市場でも半導体関連株や電子部品関連株など値がさ株中心に売りが先行した。ただし、日経平均は取引開始直後に27729.46円まで値を下げたものの、7月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えた休日前で積極的な商いは手控えられ、結局は寄り付きから15分間でつけた価格レンジ内での推移が続いた。 東証プライムの騰落銘柄は、値上り銘柄が874、値下がり銘柄が896(変わらず68)で、ほぼ拮抗していた。セクターでは、電気ガス、石油石炭、パルプ紙など17業種が上昇。一方、空運、電気機器、精密機器、鉱業など15業種が下落し、卸売が変わらずだった。指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>、セコム<9735>、アサヒ<2502>、ソフトバンクG<9984>、KDDI<9433>がしっかりだった半面、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、エムスリー<2413>が軟調だった。 前日の米国市場は、IT関連銘柄を中心に弱い展開となり、SOX指数は4%超、ナスダック総合指数も1%超の下落したため、東京市場にも悪影響を及ぼした。また、市場コンセンサス未達の決算を発表したトレンド<4704>やネクソン<3659>、太平洋セメ<5233>、タカラトミー<7867>などが売られた一方、好決算や増配を発表した住友林<1911>、ロート<4527>、セコム<9735>などには投資マネーが向かうなど、決算を材料にした個別物色が中心だった。 市場関係者は7月の米CPIの結果に注目している。市場では総合が前月から鈍化する一方、コアは前月から加速すると見られている。市場予想を越えるインフレ加速が見られる場合、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.75%の利上げを一段と織り込む動きとなる可能性があり、CPIの結果と米国金融市場の動きに警戒が必要だ。もっとも、9月のFOMCまでは期間があるため、CPIを受けた過度な反応に対するリバランスも入りやすいだろう。 《FA》
関連銘柄 15件
1911 東証プライム
5,304
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+138(%)
時価総額 1,092,979百万円
米国の戸建分譲住宅事業などの建築・不動産事業、戸建注文住宅やリフォーム等の住宅事業が柱。1691年創業。木材建材事業、資源環境事業等も展開。戸建注文住宅事業ではZEH仕様住宅の受注拡大、施工効率化を図る。 記:2024/10/07
2413 東証プライム
1,394
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-27(%)
時価総額 946,624百万円
医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。治験の受注低調も医療現場のDX化支援等が堅調。ミナケア買収。 記:2024/12/07
1,580.5
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+2(%)
時価総額 2,403,956百万円
国内ビール大手のアサヒビール、アサヒ飲料、アサヒグループ食品などを傘下に収める持株会社。欧州、オセアニア、東南アジアでも事業展開。日本は主力ブランドに経営資源投下。オセアニアは商品ポートフォリオを強化。 記:2024/09/01
3659 東証プライム
2,151
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+10(%)
時価総額 1,862,493百万円
PCオンラインゲーム、モバイルゲームを世界展開。NXC保有IPを活用したPCゲームの開発に強み。メイプルストーリー、アラド戦記などが代表タイトル。大規模マルチプレイヤーオンラインゲームなどに注力。 記:2024/11/12
4527 東証プライム
2,710.5
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+30(%)
時価総額 640,160百万円
目薬や外皮薬などの一般用医薬品、「肌ラボ」などのスキンケア事業が柱。1899年創業。スキンケア関連の売上高比率が高い。目薬で国内トップシェア。ロングセラー商品多数。国内はインバウンド需要が追い風。 記:2024/08/26
4704 東証プライム
8,541
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+86(%)
時価総額 1,203,444百万円
コンピュータ・インターネット用セキュリティ関連製品の開発、販売等を行う。ウイルスバスターで知名度高い。コンシューマ向け製品で国内トップシェア。配当性向70%目標。統合セキュリティプラットフォームを拡販。 記:2024/08/13
5233 東証プライム
3,677
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時価総額 434,592百万円
セメントメーカー国内最大手。セメントや生コンクリートの製造・販売に加え、骨材や石灰石製品、コンクリート二次製品等も手掛ける。27.3期売上高1兆円計画。価格政策の見直しなどにより、国内事業の再生図る。 記:2024/10/20
6857 東証プライム
9,158
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時価総額 7,016,319百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
4,493
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+59(%)
時価総額 4,472,418百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7867 東証プライム
4,182
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-113(%)
時価総額 391,506百万円
大手玩具メーカー。1924年創業。トミカ、プラレール、リカちゃんなど人気商品多数。アジア、米国など海外でも事業展開。持分法適用関連会社にタツノコプロ。ヒット商品の創出力が強み。年齢軸の拡大等に取り組む。 記:2024/10/08
8035 東証プライム
26,655
1/17 15:30
+5(%)
時価総額 12,571,378百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向は50%目処。海外売上高比率が高い。積極的な設備投資を継続。 記:2024/12/20
9433 東証プライム
4,818
1/17 15:30
-34(%)
時価総額 10,560,314百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。5G基地局数は業界最多。au PAYカード会員数は980万人超。スマートフォン稼働数は増加傾向。 記:2024/11/09
9735 東証プライム
5,159
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-24(%)
時価総額 2,407,189百万円
国内初の警備保障会社。事業所向け・家庭向けオンライン・セキュリティシステム、常駐警備、現金護送等を手掛ける。防災事業、メディカルサービス事業等も。システムセキュリティ、入退室管理システム等の拡販図る。 記:2024/08/01
9983 東証プライム
48,060
1/17 15:30
-180(%)
時価総額 15,293,701百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
9,080
1/17 15:30
-122(%)
時価総額 13,347,555百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。スマホ契約数は増加。コンシューマ事業はモバイルサービス、ブロードバンドサービス売上等が順調。 記:2024/11/27