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世界景気の減速懸念強まるも想定内の一服【クロージング】

2022/7/25 16:01 FISCO
*16:01JST 世界景気の減速懸念強まるも想定内の一服【クロージング】 25日の日経平均は8営業日ぶりに反落。215.41円安の27699.25円(出来高概算8億2000万株)で取引を終えた。13日からの7営業日で1578円、率にして6%近くも急騰したほか、騰落レシオも130%を超え高値警戒感が台頭したところに、米欧の7月の購買担当者景気指数(PMI)が好不況の分岐点とされる50を下回ったため、世界的な景気減速への懸念から利益確定売りが優勢となった。前場終盤にかけて、日経平均は一時27663.16円まで下げ幅を広げた。ただ、本格化する主要ハイテク企業の決算内容を確認したいほか、あすから始まる米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果などを見極めたいとの思惑もあり、売り一巡後は27700円前後でのこう着で推移していた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1000を超え、全体の6割近くを占めた。セクターでは、空運、陸運、食料品、電気ガスなど12業種が上昇。一方、電気機器、機械、化学、輸送用機器、鉄鋼など21業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、塩野義<4507>、第一三共<4568>、京成<9009>、アサヒ<2502>がしっかりだった半面、ファナック<6954>、信越化<4063>、ファーストリテ<9983>、ダイキン<6367>、ソニーG<6758>が軟調だった。 米国市場はスナップの急落を受けて、今後本格化するIT関連企業の決算に対する警戒感などから売りが先行し、主要株価指数はそろって下落した。このところの東京市場は、半導体関連などテック株が主役となって戻り歩調を強めていただけに、米株安の流れを受けて、半導体や電子部品関連など値がさハイテク株中心に値を消す銘柄が増え、日経平均の下げ幅は一時250円を超えた。また、円相場が1ドル=136円台前半へと円安が一服していることも輸出関連株には重しとなるなか、リバランスの動きとなった。 日経平均は反落したが、投資家は当然の一服との受け止めが多い。ただ、今週はFOMCという重要イベントを前に積極的に持ち高を傾けようとする向きも少ないようだ。FOMCについては、追加の利上げ幅とその後のバウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見内容が注目される。週後半にかけては、国内企業の決算発表も控えるだけに、目先は個別材料株物色の動きが一段と強まることになりそうだ。 《FA》
関連銘柄 10件
1,592.5
1/15 15:30
+4.5(%)
時価総額 2,422,208百万円
国内ビール大手のアサヒビール、アサヒ飲料、アサヒグループ食品などを傘下に収める持株会社。欧州、オセアニア、東南アジアでも事業展開。日本は主力ブランドに経営資源投下。オセアニアは商品ポートフォリオを強化。 記:2024/09/01
4063 東証プライム
5,101
1/15 15:30
+43(%)
時価総額 10,210,631百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
4507 東証プライム
2,220
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-28(%)
時価総額 1,974,983百万円
製薬会社大手。1878年創業。抗HIV薬、抗インフル薬など感染症分野に強み。自社創薬比率が高い。HIVフランチャイズなどロイヤリティー収入が収益源。国内における急性呼吸器感染症薬の販売拡大などを図る。 記:2024/08/06
4568 東証プライム
4,089
1/15 15:30
-68(%)
時価総額 7,961,422百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
6367 東証プライム
18,265
1/15 15:30
+50(%)
時価総額 5,353,727百万円
空調・冷凍機事業が主力。1924年創業。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。アプライド空調事業、業務用空調ソリューション事業の拡大に注力。 記:2024/11/09
6758 東証プライム
3,206
1/15 15:30
+51(%)
時価総額 20,015,372百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。ゲーム&ネットワークサービス分野は売上堅調。自社制作以外のゲームソフトウェア販売の増加などが寄与。 記:2024/12/08
6954 東証プライム
4,378
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+235(%)
時価総額 4,357,944百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
9009 東証プライム
1,409.5
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-9(%)
時価総額 243,013百万円
東京都心と成田国際空港を結ぶスカイライナーなどを運行する大手私鉄。1909年創業。流通業や不動産業、ホテル運営等も。オリエンタルランドの大株主。イオンと資本業務提携。鉄道事業は海外プロモーションを強化。 記:2024/11/09
9983 東証プライム
48,340
1/15 15:30
+620(%)
時価総額 15,382,803百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
9,001
1/15 15:30
-6(%)
時価総額 13,231,425百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。スマホ契約数は増加。コンシューマ事業はモバイルサービス、ブロードバンドサービス売上等が順調。 記:2024/11/27