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資生堂、住友ゴム、イーレックスなど

2023/11/13 15:22 FISCO
<9517> イーレックス 633 -102急落。先週末に上半期決算を発表、営業損益は107億円の赤字で前年同期比215億円の損益悪化となり、通期予想は従来の77億円の黒字から一転、213億円の赤字に下方修正した。JEPXのスポット価格が想定より低迷したことで、調達電源とのマージンが悪化、糸魚川発電所の稼働率抑制なども響いた。年間配当金は従来計画の22円から未定に変更。中計修正で25年3月期営業利益も77億円から47.8億円に減額。 <7532> パンパシHD 3221 +215大幅反発。先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は329億円で前年同期比37.8%増となり、市場予想を50億円程度上振れる着地になっている。通期予想の1110億円、前期比5.5%増は据え置いているものの、上半期は計画を100億円程度上振れたようだ。GMSの粗利改善効果が大きくなっているほか、経費抑制も効いているもよう。10月の既存店売上も好調を持続、業績上振れを織り込む動きが強まっている。 <5706> 三井金 4208 +397急伸。先週末に上半期の決算を発表、経常利益は169億円で前年同期比50.4%減となったが、従来予想の40億円は大きく上回っている。つれて、通期予想は従来の200億円から330億円、前期比65.9%増に上方修正。円安効果に加えて、自動車関連製品の増加、開発費用の減少などが要因となるもよう。大幅な業績上振れ好感に加えて、生成AI向け電解銅箔の拡大期待なども高まる状況になっているようだ。 <5110> 住友ゴム 1816.5 +233急騰。先週末に第3四半期の決算を発表、7-9月期営業利益は246億円で100億円強の市場コンセンサスを大幅に上回っている。米国での価格効果などによりタイヤ事業の回復が加速化する形に。通期予想は従来の410億円から460億円、前期比3.1倍に上方修正しているが、構造改革費用など追加のコスト増も織り込んでおり、事業利益は500億円計画から630億円に大幅上方修正されている。 <5707> 東邦鉛 1170 -400ストップ安比例配分。先週末に上半期決算を発表、経常損益は22.3億円の赤字となり前年同期比では62.9億円の損益悪化、従来予想の13億円の赤字から赤字幅は拡大。通期予想も10億円の黒字予想から一転、36.3億円の赤字見通しとした。亜鉛価格の下振れやラスプ鉱山の品位低下、持分損益の下振れなどが背景に。ラスプ鉱山の減損計上などで、通期最終損益は300億円の赤字見通しに。年間配当金は無配計画に修正。 <7550> ゼンショーHD 8889 +804大幅続伸。先週末に上半期決算を発表、営業利益は254億円で前年同期比3.1倍となり、従来計画の202億円を大幅に上振れた。つれて、通期予想は従来の401億円から510億円にまで上方修正した。経済活動の正常化に伴って、すき家、はま寿司、レストラン事業、ファストフード事業はなどが好調に推移するようだ。また、年間配当金も従来計画の40円から50円に引き上げ、前期比26円の増配となる。 <9843> ニトリHD 14875 -1140大幅続落。先週末に第2四半期の決算を発表、7-9月期営業利益は222億円で300億円程度の市場予想を下振れ。上半期は552億円となって従来計画の641億円を下振れている。為替の円安が下振れの主因となっているもよう。通期計画1451億円(前期は13カ月決算で1401億円)は据え置いているが、ドル・円相場の高止まりが続く中で、下振れ懸念があらためて強まる状況になっているようだ。 <4911> 資生堂 4185 -700急落。先週末に第3四半期の決算を発表、7-9月期コア営業利益は88億円で前年同期比53.0%減となり、通期予想は従来の600億円から350億円、前期比31.8%減に下方修正している。にトラベルリテール事業、中国事業などが実質ベースで下振れのもよう。流通在庫調整のほか、中国における景況感の悪化や日本製品買い控えの影響などが背景。市場予想はほぼ従来会社計画線上であったとみられる。 <8035> 東エレク 22575 +385大幅続伸。前日に第2四半期決算を発表、営業利益は961億円で前年同期比58.7%減となり、1000億円レベルの市場コンセンサスはやや下振れ。一方、通期予想は従来の3930億円から4010億円、前期比35.1%減に上方修正。中国市場が想定以上に好調なもよう。通期上方修正値は市場予想に未達であるものの、先週末のSOX指数が大幅高となったことも支援となり、あく抜け感優勢の流れにつながっているようだ。 <9783> ベネッセHD 2348 +440ストップ高比例配分。MBOの実施を発表している。欧州の投資ファンドEQTと組んでTOBを実施する。TOB価格は2600円で先週末終値に比べて36.3%のプレミアムとなり、TOB価格にサヤ寄せの動きとなっている。主力の通信教育「進研ゼミ」の不振が続いており、株式非公開化で立て直しを図る方針。なお、今回のMBOは国内では最大規模となるようだ。 《ST》
関連銘柄 10件
4911 東証プライム
2,683
12/24 15:30
-14(%)
時価総額 1,073,200百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
5110 東証プライム
1,770
12/24 15:30
+1.5(%)
時価総額 465,586百万円
1909年創業の大手タイヤメーカー。兵庫県神戸市に本社。「DUNLOP」ブランドなどを展開。ゴルフクラブ等のスポーツ用品、制振ダンパー等の産業品も手掛ける。高機能商品の開発・増販等で競争力の強化を図る。 記:2024/10/14
5706 東証プライム
4,538
12/24 15:30
-39(%)
時価総額 260,400百万円
1874年創業の非鉄金属大手。機能材料部門、金属部門が柱。亜鉛に強み。半導体パッケージ基板向け極薄銅箔、二輪用触媒などで世界トップシェア。機能材料部門では既存分野の深耕、環境貢献製品の創出等に取り組む。 記:2024/08/10
5707 東証プライム
534
12/24 15:30
+17(%)
時価総額 7,255百万円
1937年創業の非鉄金属メーカー。鉛で国内トップシェア。亜鉛は国内シェア3位。環境・リサイクル事業、電子部材・機能材料事業、資源事業等も。鉛事業ではリサイクル原料比率の引き上げによる生産増強を図る。 記:2024/07/26
4,097
12/24 15:30
-47(%)
時価総額 2,601,947百万円
国内最大級の総合ディスカウントストアを展開するドン・キホーテ、総合スーパー「アピタ」等を展開するユニーなどを傘下に収める持株会社。グループ総店舗数は国内外で740店舗超。PB商品の商品数拡大を図る。 記:2024/08/22
9,078
12/24 15:30
-98(%)
時価総額 1,459,134百万円
国内外食企業トップ。「すき家」を中核に、「なか卯」や「はま寿司」、「ココスジャパン」、「ジョリーパスタ」などを傘下に収める。FC含む店舗数は1万5300店超。新規出店効果等でグローバルはま寿司部門は順調。 記:2024/11/26
8035 東証プライム
23,640
12/24 15:30
+35(%)
時価総額 11,149,404百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9517 東証プライム
641
12/24 15:30
+55(%)
時価総額 47,703百万円
相対や取引所を通じて調達した電力を小売販売。自社でバイオマス発電所も。大口の高圧顧客伸ばす。逆ざや販売も解消。ベトナムなどアジア諸国で発電所建設へ。JFEエンジ等4社引受先に第三者割当増資し財務改善。 記:2024/08/26
2,592
5/16 15:00
+1(%)
時価総額 265,952百万円
通信教育講座で国内首位。老人ホームでも国内首位級。学習塾なども。昨年11月に欧州の投資ファンドと組んでMBOを行うと発表。3月にMBOの一貫として実施したTOBが成立し、同社株は5月17日付で上場廃止に。 記:2024/04/11
9843 東証プライム
18,505
12/24 15:30
+125(%)
時価総額 2,117,768百万円
家具・インテリア国内最大手。企画、原材料調達、製造、物流、販売の一貫体制を構築。アイテム数は約1万点。自社開発商品比率が高い。島忠を傘下に収める。中国大陸などグローバルチェーン展開の加速などに注力。 記:2024/11/12