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東エレクなど半導体株の動向に注目

2024/8/9 8:45 FISCO
*08:45JST 東エレクなど半導体株の動向に注目  9日の日本株市場は、買い一巡後はこう着感が強まりそうだが、押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。8日の米国市場は、NYダウが683ドル高、ナスダックは464ポイント高だった。米新規失業保険申請件数が予想を下回ったことから、労働市場の減速懸念が和らいだ。ハイテク株主導で買い戻しの動きが強まり、S&P500業種別指数はすべてのセクターが上昇した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比795円高の35575円。円相場は1ドル147円20銭台で推移している。  シカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まりそうだ。昨日の日経平均株価は3日ぶりに反落となったが、朝方に売られた以降は、前日の価格水準での底堅さがみられていた。日中の値幅は1000円超と依然としてボラティリティの大きい状況ではあるが、日に日に荒い値動きには落ち着きがみられてきた。また、レーザーテック<6920>が決算を受けてストップ高で終えたことは、センチメント改善につながっただろう。  昨夕に第1四半期決算を発表した東エレク<8035>はコンセンサスを上回る進捗だった。あわせて通期計画の上方修正と配当の増額修正を発表しており、決算評価の動きが期待される。米国ではエヌビディアが6%を超える上昇をみせていることもあり、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均株価を押し上げてきそうだ。  3連休前ということもあり、買い一巡後は次第にこう着感を強めてくる可能性はある。リバウンド基調をみせてきたとしても、週を跨いでポジションを取りに行く動きは限られると考えられる。ただし、日経平均株価の52週線が36000円辺りに位置しており、マド埋めを意識したトレンドが強まってくるようだと、売り方の買い戻しの動きに向かわせる可能性はあるだろう。  物色としては半導体株やAI関連、さらに南海トラフへの警戒から震災対策に関連する企業に短期資金が向かいやすい。そのほか、決算を手掛かりとした個別物色も意識されるため、東エレクのほか、昨夕決算を発表した野村<8604>、花王<4452>、テルモ<4543>、KOKUSAI<6525>、東急<9005>、レゾナック<4004>、バンナムHD<7832>、カネカ<4118>、フジクラ<5803>などが注目される。 《AK》
関連銘柄 11件
4,074
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-68(%)
時価総額 753,287百万円
昭和電工、旧日立化成が統合した機能性化学メーカー。半導体・電子材料、石油化学等のケミカルが柱。自動車部品、セラミックス等も。半導体後工程材料で世界トップシェア。事業ポートフォリオ改革等に取り組む。 記:2024/10/13
4118 東証プライム
3,458
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+3(%)
時価総額 228,228百万円
苛性ソーダ・塩ビから発砲樹脂、電子材料、医療機器、食品素材等を手掛ける。液状樹脂は建築用シーリング材として国内トップシェア。26.3期売上高9000億円目標。コエンザイムQ10の能力増強等に取り組む。 記:2024/06/11
4452 東証プライム
6,514
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時価総額 3,034,873百万円
トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
4543 東証プライム
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時価総額 4,548,117百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
5803 東証プライム
5,322
11/29 15:30
+42(%)
時価総額 1,574,583百万円
独立系電線メーカー大手。1885年創業。光ファイバケーブルや通信ケーブル、圧力センサ、プリント回路、自動車電装品等を手掛ける。光ファイバ融着接続機に強み。自動車事業部門は収益性改善に引き続き取り組む。 記:2024/08/05
2,480
11/29 15:30
+12(%)
時価総額 585,404百万円
半導体製造装置専業メーカー。日立国際電気から独立。成膜プロセス、膜質改善プロセスを軸に事業展開。バッチALD対応成膜装置に強み。海外売上比率は8割超。生産・開発、販売・サービス体制の拡充などに取り組む。 記:2024/10/05
6920 東証プライム
16,440
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-145(%)
時価総額 1,550,062百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
3,160
11/29 15:30
-58(%)
時価総額 2,085,600百万円
バンダイ、ナムコの経営統合で2005年に誕生した持株会社。トイホビー事業、デジタル事業が主力。IP活用に強み。アミューズメント施設の運営等も。総還元性向は50%以上目標。トイホビー事業は堅調続く見通し。 記:2024/06/25
8035 東証プライム
23,310
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時価総額 10,993,765百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8604 東証プライム
901.4
11/29 15:30
-1.4(%)
時価総額 2,851,636百万円
国内最大級の総合証券「野村證券」を中核とする持株会社。野村アセットマネジメント、野村信託銀行等も傘下に持つ。預り資産は153兆円超で業界トップ。インベストメント・マネジメント部門は運用資産残高が過去最高。 記:2024/06/17
9005 東証プライム
1,750
11/29 15:30
+9(%)
時価総額 1,093,523百万円
私鉄大手。1922年設立。交通事業、不動産事業、生活サービス事業、ホテル・リゾート事業を展開。東急電鉄、東急プロパティマネジメント、東急百貨店等を傘下に持つ。不動産販売事業の拡大、海外事業の継続を推進。 記:2024/10/09