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【注目銘柄ダイジェスト】:東宝が大幅反発、INPEXが続落

2022/7/13 16:24 FISCO
*16:24JST 【注目銘柄ダイジェスト】:東宝が大幅反発、INPEXが続落 <1605> INPEX 1366 -23 続落。前日のNY原油市場では、WTI先物8月限が、改めて節目の100ドルを割り込んだ。新型コロナ感染再拡大を受け中国の一部地域で再び行動制限が課されており、景気減速懸念がエネルギー需要鈍化への連想へとつながった。一方、12日に石油輸出国機構(OPEC)が発表した市場見通では、2023年の世界石油需要の伸びは供給拡大分を日量100万バレル上回る予測で、需給逼迫への思惑もくすぶり、下値は限られた。 <8273> イズミ 3150 +90 大幅反発。前日に第1四半期決算を発表。営業利益は78.7億円で前年同期比0.5%増となった。据え置きの通期計画326億円、前期比6.1%減に対して、想定以上に底堅い推移と捉えられているようだ。金融事業、施設管理事業、飲食事業など、小売周辺事業の収益拡大がけん引する形となっている。なお、第1四半期実績は市場予想を10億円程度上回る水準であったとみられる。 <5932> 三協立山 616 +64 急伸。前日に22年5月期決算を発表。経常利益は42億円で前期比20.1%減となり、従来予想の31億円を上回る着地になった。円安による為替差益の計上などが上振れの主因に。一方、23年5月期は47億円で前期比11.9%増の見通しとしている。自動車分野を中心とする物流増や収益改善効果などによって、国際事業の損益改善を見込んでいる。なお、年間配当金も前期比5円増の20円を計画。 <7725> インターアク 1772 +44 大幅反発。前日に22年5月期決算を発表。営業益は11.3億円で前期比35.5%減となり、第3四半期決算時に下方修正した水準で着地。一方、23年5月期は22億円で同94.7%増と大幅増益に転じる見通し。年間配当金も前期比5円増の25円を計画。過去最高の受注残水準となっているIoT関連事業セグメントの拡大などを見込むもよう。ただ、今晩の米6月消費者物価指数の発表を控え、戻り待ちの売りから失速した。 <5201> AGC 4615 -15 朝高後に失速。前日に上半期業績予想の上方修正を発表。営業益は従来予想の950億円から1150億円に引き上げた。4-6月期は市場予想を40億円程度上振れる水準となる。東南アジアにおける苛性ソーダや塩化ビニル樹脂の販売価格の上振れなどが上方修正の背景だが、独ZEW景況感指数の7月期待指数がマイナス53.8と、前月から急低下し、世界的な景気後退懸念がくすぶるなか上値の重い展開となった。 <7731> ニコン 1413 +26 反発。一眼レフカメラの開発から撤退したことがわかったと報じられている。台数シェアでは世界第2位であるが、スマホがカメラ市場を侵しつつあり、レンズ交換式カメラの市場は縮小方向にあった。今後は、AIや画像処理技術を導入し市場で主流になりつつあるミラーレスカメラの開発に経営資源を集中するもよう。ミラーレス分野における商品開発の強化、不採算事業の撤退による収益力の向上などを期待する動きが先行へ。 <3841> ジーダット 902 +150 ストップ高比例配分。EXCEEDA社の最新フローティングランダムウオーク法抽出エンジンを導入した容量抽出ソルバーSuperCap RXを開発したと発表。高精度を保ったまま処理速度を約10倍から100倍向上させることが可能となるほか、使用メモリサイズも約 1/10に抑えられ、大規模フラットパネル・タッチパネルの周辺配線から画素部を含んだ全体の容量を高速、高精度に抽出することができるようになる。 <9602> 東宝 5270 +305 大幅反発で高値更新。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は143億円で前年同期比35.7%増となり、据え置きの通期計画380億円に対する進捗率は37.6%に達し、業績上振れへの期待が先行する展開になったようだ。『劇場版 呪術廻戦 0』、『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』、『シン・ウルトラマン』などのヒットが好業績の背景。立会外取引による100万株を上限とする自社株買いの実施も発表。 <2726> パルHD 2049 +297 急伸。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は44.2億円で前年同期比2.5倍と急拡大している。つれて、上半期計画は従来の32億円から65億円、同2.3倍に、通期予想は87億円から108億円、前期比43.6%増に上方修正している。プロモーション効果でEC売上が好調に推移のほか、想定を上回るスピードでの消費者マインド回復で衣料事業が増収増益となったようだ。足元の想定以上の販売回復をポジティブ視へ。 <6432> 竹内製作 2450 +245 急伸。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は53.6億円で前年同期比27.4%の大幅増となり、通期予想は従来の127億円から161億円に上方修正した。通期の市場コンセンサスは150億円程度であったため、想定以上の上振れと評価されている。為替相場の円安進行、欧州部材不足の解消などが上振れ要因となっているもよう。受注高も2ケタ成長となっており、一段の上振れも想定される状況のようだ。
関連銘柄 10件
1605 東証プライム
2,005
11/22 15:30
+25(1.26%)
時価総額 2,524,568百万円
国内最大の石油・天然ガス開発会社。旧社名は国際石油開発帝石。石油元売り大手などが主要取引先。イクシスLNGプロジェクトなど世界約20カ国でプロジェクト展開。再生可能エネルギーの安定収益化などに取り組む。 記:2024/07/29
2,951
11/22 15:30
+89(3.11%)
時価総額 273,097百万円
アパレルメーカーのパル、ナイスクラップ等を傘下に収める持株会社。Kastaneなどのアパレルブランドを展開。生活雑貨店「3COINS」の運営等も。EC販売を強化。新規出店の加速、既存店の大型化を進める。 記:2024/08/02
3841 東証スタンダード
1,426
11/22 15:30
+27(1.93%)
時価総額 5,576百万円
半導体や液晶パネル等の微細加工部品を設計するための電子系CADソフトを開発。パワー半導体向け製品の開発力強化を図る。半導体顧客向けソフト販売が堅調。大口案件や海外も伸びる。TSMCと協業し設計効率化図る。 記:2024/10/26
5201 東証プライム
4,623
11/22 15:30
+1(0.02%)
時価総額 1,005,202百万円
1907年創立の素材メーカー。建築ガラスや自動車用ガラス、塩化ビニル等の化学品、医薬品・農薬等を手掛ける。フロート板ガラス、自動車用ガラスなどで世界トップシェア。26.12期営業利益2300億円目標。 記:2024/10/07
5932 東証プライム
721
11/22 15:30
-4(-0.55%)
時価総額 22,751百万円
アルミ建材に強みを持つ総合建材メーカー。富山県高岡市に本社。アルミニウム・マグネシウム押出形材等のマテリアル事業、商業施設事業等も展開。27.5期売上高3800億円目標。事業ポートフォリオの最適化を図る。 記:2024/08/10
6432 東証プライム
4,795
11/22 15:30
+25(0.52%)
時価総額 234,950百万円
小型建設機械メーカー。世界で初めてミニショベル、クローラーローダーを開発。ミニショベルはEUでシェア2位。海外売上高比率が高い。長野県埴科郡に本社。欧米中心に販売網を拡充。アフターパーツの拡販図る。 記:2024/10/29
7725 東証プライム
1,005
11/22 15:30
+1(0.1%)
時価総額 11,568百万円
検査用光源装置と瞳モジュールを主力とするIoT関連事業が柱。CCD・C-MOSイメージセンサ向け検査用光源装置で世界トップシェア。精密除振装置等も手掛ける。瞳モジュールは新製品の共同開発を推進。 記:2024/10/24
7731 東証プライム
1,845.5
11/22 15:30
-12.5(-0.67%)
時価総額 648,651百万円
大手光学機器メーカー。カメラと半導体やFPDの露光装置で世界トップクラス。眼科領域の顕微鏡等も製造、販売する。業務用カメラの米レッド社買収。カメラや半導体露光装置が堅調。開発費などが重し。医療事業に注力。 記:2024/07/28
8273 東証プライム
3,118
11/22 15:30
-6(-0.19%)
時価総額 223,451百万円
中国・九州地方中心に大型商業施設「ゆめタウン」、小型店舗「ゆめマート」等を展開。ユアーズ、デイリーマートを傘下に収める。広島、熊本などを重点エリアに位置付け。自社製造ブランド「zehi」の販売を推進。 記:2024/10/27
9602 東証プライム
6,019
11/22 15:30
+29(0.48%)
時価総額 1,122,489百万円
国内最大の映画製作・配給会社。劇場用映画の製作・配給、「TOHOシネマズ」の運営等を行う映画事業が主力。演劇事業や不動産事業等も手掛ける。アニメは海外営業収入が成長。不動産事業はM&A効果が売上貢献。 記:2024/10/29