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【注目銘柄ダイジェスト】信越化が反発、アンリツは大幅続落

2020/1/29 16:49 FISCO
*16:49JST 【注目銘柄ダイジェスト】信越化が反発、アンリツは大幅続落 <4063> 信越化 12515 +230 反発。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は3187億円で前年同期比1.8%減益となった。10-12月期は1082億円で同6.2%減益、塩ビ化成品の落ち込みで減益となったが、市場予想はやや上回る着地であった。底堅い決算受けて買い先行も、10-12月期業界ウエハ出荷は前四半期比で3%減と示しており、半導体ウエハの市場環境はやや期待値を下回る状況と捉えられる形から、上値は限定的ともなっている。 <6754> アンリツ 2055 -95 大幅続落。米ザイリンクスの株価が時間外取引で急落し、警戒材料につながったもよう。ザイリンクスは通常取引終了後に10-12月期決算を発表、ファーウェイへの輸出規制による影響、データセンター向け販売の伸び減速などで、売上高は市場予想を下回った。また、1-3月期売上見通しもレンジ上限が市場予想を下回る。5G関連と位置付けられる銘柄であることから、国内5G関連の同社にも警戒感が波及する形へ。 <6807> 航空電子 2067 -75 大幅続落。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は39.3億円で前年同期比35.8%減益、市場予想を10億円程度下回ったとみられる。第2四半期決算発表以降、スマホ向けを中心とした業績拡大期待が高まっていたなか、失望感が優勢となっているようだ。主要顧客向けが伸び悩んだもよう。また、グループ再編に関する思惑の反動なども株価下落の一因とみられる。 <9101> 郵船 1830 +57 大幅反発。10-12月期経常利益は200億円程度になったもようとの観測報道が伝わっている。前年同期比3.5倍の水準で、四半期ベースではほぼ3年ぶりの高い水準となるようだ。市場予想も100億円近く上回る状況に。統合したコンテナ船事業の収益回復、原油タンカーの運航料上昇などが大幅増益の背景のもよう。中国景気減速のマイナス影響が懸念されていた中、想定外の上振れ観測にポジティブなインパクトが先行。 <4549> 栄研化 2188 -49 続落。前日に第3四半期決算を発表、累計営業益は43.5億円で前年同期比1.7%増、通期予想は従来の36.0億円から43.5億円に上方修正した。海外向け売上好調推移が業績上振れの主因。期末配当金予想も14円から17円に引き上げた。ただ、上半期は30.4億円で同19.6%増であったことから、10-12月期の収益成長は鈍化の形。大幅上方修正も視野に入っていたとみられ、出尽くし感が優勢になった。 <4829> 日本エンター 253 +11 大幅続伸。子会社プロモートが開発した大規模キッティングベンダー向けRPAツール「Kitting-One」において、ドコモCSとライセンスの年間契約を締結したと発表。同ツールは、企業がスマホやタブレット、PCなどの導入時に必要なアプリケーションのインストールや社内ネットワークへの設定など、すぐにユーザーが利用できるよう初期設定を行うもの。業績寄与や実績積み上げによる今後の展開への期待が先行。 <9519> レノバ 1315 +60 急伸。週初には岡三証券がレーティング「強気」、目標株価1650円でカバレッジを開始している。秋田県由利本荘市沖の大型洋上風力発電所の開発がカタリストとして挙げられるが、それ以外にも太陽光およびバイオマス発電所の新規稼働による収益拡大が期待できるとしている。前日に昨年11-12月の上値抵抗線を突破して上値妙味が出ており、景気敏感株の上値追いが手控えられているなか、短期資金の関心も集まる状況に。 <2413> エムスリー 3235 +85 反発。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は269億円で前年同期比17.3%増、10-12月期も104億円、同14.3%増と四半期ベースでの2ケタ増益基調が続いている。実績値は市場コンセンサス並みの水準ではあるが、主力のメディカルプラットフォーム事業の利益成長が加速していること、MP事業の先行指標となる製薬マーケティング支援の受注金額も拡大していることなどで、ポジティブな反応に。 <4684> オービック 14570 -790 大幅続落。前日に第3四半期決算を発表。累計営業益は326億円で前年同期比14.2%増となった。一方、10-12月期は109億円で同9.9%増、4-6月期、7-9月期と2ケタ増益が続いたが、やや増益率は鈍化し、コンセンサスもやや下回った。高い決算期待が反映されていたこともあり、利食い売りのきっかけと捉えられた。140円から160円の増配も発表したが、こちらも想定線とみられているもよう。 <6755> 富士通ゼ 2471 -34 大幅続落。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は53.4億円で前年同期比42.4%増益となったが、10-12月期は9億円の赤字でほぼ前年同期並みの水準にとどまり、市場予想もやや下回っている。買収効果などで売上高は大きく伸長したものの、為替のマイナス影響が大きかったもよう。株価が高値圏にあるなか、想定以上の為替の影響を懸念視する動きが優勢となってきている。
関連銘柄 10件
2413 東証プライム
1,425
11/22 15:30
-12.5(-0.87%)
時価総額 967,675百万円
医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。メディカルプラットフォームでは医療現場のDX化支援が順調。 記:2024/07/29
4063 東証プライム
5,649
11/22 15:30
+53(0.95%)
時価総額 11,307,558百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
4549 東証プライム
2,092
11/22 15:30
-9(-0.43%)
時価総額 80,628百万円
総合臨床検査薬メーカー。免疫法便潜血検査用試薬や尿検査用試験紙、各種細菌検査用培地が主要製品。免疫法便潜血検査薬で国内トップシェア。配当性向30%以上目標。海外における便潜血検査用試薬等の売上増を見込む。 記:2024/06/15
4684 東証プライム
4,825
11/22 15:30
-39(-0.8%)
時価総額 2,402,850百万円
独立系システムインテグレーター。統合業務ソフトウェア「OBIC7シリーズ」が主力。ERP市場で国内トップシェア。自社開発、直接販売に特徴。OBIC7シリーズのシステム構築売上は大手企業中心に順調。 記:2024/10/29
4829 東証スタンダード
108
11/22 15:30
+1(0.93%)
時価総額 4,162百万円
法人向けシステムの受託開発・運用等を行うソリューション事業が主力。コンテンツサービスや法人向け「ビジネスサポートサービス」等のクリエーション事業も。システム開発サービスでは受託開発、ラボ型開発を推進。 記:2024/10/29
6754 東証プライム
1,181.5
11/22 15:30
+6(0.51%)
時価総額 160,532百万円
通信用計測器、測定システムの製造・販売等を行う通信計測事業が主力。1895年創業。自動重量選別機、EV・電池向け試験装置等も。配当性向は50%以上目標。中計では27.3期営業利益200億円目指す。 記:2024/06/15
6755 東証プライム
2,083
11/22 15:30
+35(1.71%)
時価総額 227,755百万円
ルームエアコン等の空調事業が主力の電機メーカー。100カ国以上に空調機を提供。消防無線システム、電子デバイス等も手掛ける。海外売上高比率が高い。空調機は国内堅調、アジア向けの販売が拡大。経営効率化進める。 記:2024/10/17
6807 東証プライム
2,695
11/22 15:30
+12(0.45%)
時価総額 189,467百万円
NEC系のコネクタメーカー。携帯機器、自動車向け売上比率が高い。ユーザー・インターフェース・ソリューション、加速度計、ジャイロ等も手掛ける。26.3期売上2600億円目標。コネクタは新市場・顧客開拓図る。 記:2024/08/27
9101 東証プライム
4,975
11/22 15:30
-62(-1.23%)
時価総額 2,293,475百万円
海運の国内最大手。1885年創業。三菱グループ。不定期専用船事業、物流事業が柱。定期船事業、航空運送事業等も展開。世界最大規模の自動車専用船を保有。配当性向30%目安。25.3期は最終増益見通し。 記:2024/07/04
9519 東証プライム
800
11/22 15:30
-10(-1.23%)
時価総額 72,950百万円
再エネ発電所を開発・運営。太陽光を軸にバイオマス、洋上風力発電事業も。小規模分散型の太陽光発電所も順次運転を開始したことで、発電量は順調に増加。東京ガとの間で資本業務提携、第三者割当増資で資本増強。 記:2024/08/26