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【注目銘柄ダイジェスト】トヨタ自や日立が利食い優勢、オープンドアは急伸

2016/12/19 17:41 FISCO
*17:41JST 【注目銘柄ダイジェスト】トヨタ自や日立が利食い優勢、オープンドアは急伸 <7203> トヨタ自 7144 -11 小幅続落。同社の他、クアルコム、ウーバーテクノロジーズなどグローバル企業27社が参加する、自動運転の世界連合発足と報じられている。今月中に米国で実証実験をはじめ、自動運転の安全規格やルールについて話し合うもよう。有力企業の参加をうけ、今回の議論が世界共通の制度ないし基準の軸になると期待する声も聞かれ、関心が高まるも、本日は利食い先行の展開に。なお、グーグルやテスラは同連合には不参加と。 <7312> タカタ 600 -21 大幅反落。日本格付け研究所が同社の長期発行体格付けを「BB-」から「B-」に3段階引き下げている。足元の収益は堅調に推移しているが、一部自動車メーカーからの新規受注停止が長期化、中期的な収益減少の可能性が高まっていると指摘。17年に償還期日を迎える社債償還資金を確保できるか予断を許さないほか、スポンサー選定に時間を要しており、安定化に向けた進捗がみられないことなども懸念材料としている。 <3197> すかいらーく 1597 +8 反発。みずほ証券では、同社レーティングを「買い」継続、目標株価を1900円から2100円に引き上げている。同社は12月15日、総店舗数の約25%に当たる約750店で、深夜早朝時間帯営業の短縮を17年1月から順次実施と発表。同証券では、本施策が利益面でポジティブに作用すると判断。外食産業で営業短縮が広がるなか、従来の営業時間を維持する約240店では、残存者利益が生じる可能性があるとも指摘。 <6501> 日立 651.2 -4.5 売り優勢。同社は1回充電で約400キロ走行できる、電気自動車(EV)向けリチウムイオン電池技術を開発したと報じられている。従来電池比で容量2倍、現在のEVより走行距離は約4割のびるとされ、20年の実用化を目指していると。将来的に走行距離400キロが実現すれば、EVの普及を後押しすると期待する声も聞かれるが、本日は利食い優勢の展開に。 <7974> 任天堂 24540 -1865 大幅続落。同社は先週、「スーパーマリオラン」の配信を開始。クオリティの高さを認める声は多いものの、現時点では常時オンライン仕様や逐次課金ではない「買い切り型」等への否定的な見方も多いもよう。これを受けアプリ評価が想定以上に低くなっていること、海外の一部調査会社が、配信前の初月セールス予測を6000万ドルから、配信翌日に1200万ドル程度に下方修正したことなども売り材料視されているようだ。 <3926> オープンドア 3025 +184 後場に急伸。海外ホテル比較サービスにおいて、Airbnb, Inc.の運営するコミュニティ主導型マーケットプレイス「Airbnb(エアビーアンドビー)」との連携を開始したことを発表し、同社に関心が向かっている。連携により、アパートやヴィラ、お城など海外のユニークな宿泊プランも一括検索・比較することが可能となるようだ。 <8202> ラオックス 849 -35 大幅反落。同社は16日に11月の月次業績を発表、売上高は前年同月比-37%での着地に。季節的要因からクルーズ船の寄港数が半減するなか、円安及び元安の同時並行により、平均顧客単価がほぼ横ばいで推移した。同社は11月から、中国で人気の福原愛氏をイメージキャラクターとして起用しており、今後は福原愛氏を通じて、同社ブランドの向上を図っていく方針を掲げている。 <4343> イオンファン 3020 +10 小動き。同社は16日、17年2月期11月度の月次業績を発表している。既存店売上高は前年同月比で2.0%減と6ヵ月ぶりの前年割れとなった。しかし、11月は前年同月と比べ、日曜日が1日少なかったことが主要因であり、曜日調整後の既存店売上高の前年同月比は4.2%増となることから、株価への影響は限定的となっている。
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