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4日の中国本土市場概況:上海総合1.0%安で3日続落、世界混乱を不安視

2022/3/4 16:53 FISCO
*16:53JST 4日の中国本土市場概況:上海総合1.0%安で3日続落、世界混乱を不安視 4日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比33.46ポイント(0.96%)安の3447.65ポイント(上海A株指数は0.96%安の3613.44ポイント)と3日続落した。 世界経済の混乱が警戒される流れ。ロシア軍は4日午前(日本時間)、ウクライナにある欧州最大の原子力発電所を砲撃した——などと伝わる中、西側諸国は対露制裁を一段と強化する見通しだ。ロシアは世界有数の資源国なだけに、サプライチェーンの分断も不安視されている。ただ、下値を叩くような売りはみられない。経済対策の期待感が高まる状況だ。中国では本日(4日)、国政助言機関の全国政治協商会議が開幕し、あす5日には、国会に相当する全国人民代表大会(全人代)がスタートする。全人代の開幕式では、李克強・首相が「政府活動報告」を読み上げ、2022年の政策方針などを明らかにする予定だ。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、消費関連の下げが目立つ。自動車の広州汽車集団(601238/SH)が5.1%安、小売の永輝超市(601933/SH)が2.2%安、家電の海爾智家(600690/SH)が2.1%安、酒造の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が1.1%安で引けた。 インフラ建設関連株も安い。中国交通建設(601800/SH)が3.2%、中国電力建設(中国電建:601669/SH)が2.8%、三一重工(600031/SH)が2.6%ずつ下落した。電力インフラ建設会社の中国電力建設集団に関しては、ウクライナ危機の影響も懸念されている。まだ着工していないものの、中国電建は21年4月、ウクライナの風力発電会社と800メガワット風力発電場を整備することで契約。受注額は9億9900万米ドル(約1154億円)に上る。 素材株もさえない。安徽海螺セメント(600585/SH)が2.9%安、万華化学集団(600309/SH)が2.4%安で取引を終えた。エネルギー株、金融株、不動産株、運輸株、公益株なども売られている。 半面、医薬関連の銘柄はしっかり。九州通医薬(600998/SH)が5.4%高、上海復星医薬集団(600196/SH)が3.6%高、国薬集団薬業(600511SH)が1.6%高と上昇した。そのほか、半導体株も物色されている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.92ポイント(0.33%)安の278.75ポイント、深センB株指数が8.21ポイント(0.72%)安の1131.65ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》