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25日の中国本土市場概況:上海総合0.6%高で反発、発電セクターに買い

2022/2/25 17:25 FISCO
*17:25JST 25日の中国本土市場概況:上海総合0.6%高で反発、発電セクターに買い 25日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比21.45ポイント(0.63%)高の3451.41ポイント(上海A株指数は0.63%高の3617.17ポイント)と反発した。 中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。中国では来週末の3月5日、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が開幕する。景気テコ入れに向け、各種の方針が打ち出される見通しだ。もっとも、上値は限定的。ウクライナ情勢の不透明感が根強い中、世界経済の混乱も警戒されている。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、発電の上げが目立つ。華能国際電力(600011/SH)と華電国際電力(600027/SH)がそろってストップ高、上海電力(600021/SH)が7.1%高で引けた。発展改革委員会は燃料炭価格について、価格高騰の際に介入し、市況を安定化させるという方針を示している。 医薬品株も高い。薬明康徳(603259/SH)が4.8%、北京同仁堂(600085/SH)が4.7%、ショウ州片仔コウ薬業(600436/SH)が1.8%ずつ上昇した。 ITハイテク関連株もしっかり。携帯端末ODM(開発・製造受託サービス)の聞泰科技(ウイングテック・テクノロジー:600745/SH)が2.5%高、フィンテック中国大手の恒生電子(600570/SH)が2.4%高、情報技術サービスの上海宝信軟件(600845/SH)が1.9%高で引けた。消費関連株、素材株、インフラ関連株、運輸株なども買われている。 半面、石油・石炭株はさえない。中国石油天然気(601857/SH)が3.1%、中国石油化工(600028/SH)が2.1%、中国神華能源(601088/SH)が3.7%ずつ下落した。金融株、不動産株なども売られている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.23ポイント(0.78%)安の283.70ポイント、深センB株指数が1.74ポイント(0.15%)高の1142.18ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》