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セキュア Research Memo(3):様々な状況で活用できるセキュリティソリューションを提供

2024/4/4 12:33 FISCO
*12:33JST セキュア Research Memo(3):様々な状況で活用できるセキュリティソリューションを提供 ■事業概要 セキュア<4264>は創業当時から、監視カメラがセキュリティだけではなく、店内の人流解析やオペレーション解析といった多目的に使われるソリューションとして活用される姿を思い描いてきた。DXが本格的に進んできた2010年頃には、監視カメラが高度なITネットワークシステムとしてのビジネスソリューションに位置付けられると考え、第2創業として現在のサービスをスタートさせた。「入退室管理システム(SECURE AC)」「監視カメラシステム(SECURE VS)」「画像解析サービス(SECURE Analytics)・その他」の3サービスを顧客企業のニーズに合わせてワンストップで提供する。 販売パートナー企業として、オフィスデザイン会社、警備会社、OA機器販売会社等、企業におけるセキュリティニーズを瞬時に感知できる業種を中心に200社超を擁するほか、業界の大手企業も販売パートナーとなっていることが強みとなり大型案件の獲得につながっている。入退室管理システムは、基本的には8割がオフィスで使用されるほか、工場や店舗のバックヤード、データセンターなどでも活用されている。オフィスでの利用人数規模としては、100人弱から最近では数万人〜10万人近い規模となっている。 1. 入退室管理システム(SECURE AC) カード認証、指紋認証、顔認証などを用いた、各種入退室管理システムを利用したソリューションサービスである。入退室管理システムと勤怠管理システムを組み合わせることで、総務の管理業務だけでなく従業員の打刻手間も減らし、従業員の満足度までも改善するシステムだ。入退室管理システム「BioStar2」は、顧客の環境や規模、業種、課題に合わせて最適な入退室管理の運用が可能であり拡張性の高い製品であるうえ、1台から最大1,000台まで端末の管理ができる。 「入退室管理」では、扉ごとの入退室管理のほか、セキュリティレベルを設定できるため、顧客の要望に合わせて認証方式を選ぶことや、屋外においても生体認証での入退出が可能である。「労務管理・勤怠管理」では、入退室記録を出退勤記録に設定した場合、拠点数が複数であってもデータを一元管理ができるほか、オフィスにいる人を時間単位ごとに確認できる。「オフィス管理・ビル管理」においては、収集した勤怠ログが勤怠システムに連携して業務の効率化を実現することに加え、自動ドアや電動シャッターなどとの連動も可能である。 2. 監視カメラシステム(SECURE VS) 豊富な種類のカメラとシステムアレンジで顧客のニーズに最適なプランを提案する。例えば、社内施設にレコーダー設置不要で初期費用を抑えられるエントリー(クラウド)と、レコーダーを設置し複数台のカメラを24時間常にモニタリングできるエンタープライズ(オンプレミス)を提供している。 エントリーは、映像を記録するレコーダーが不要なため容易に設置できるほか、録画映像はクラウドに保存されるのでモバイルデバイスを通じて、いつでもどこでもモニタリング可能である。エンタープライズの特徴は、1つのシステムで4台から10万台までのカメラを管理できる、非常に大きな拡張性を備えている点である。様々な規格に対応しており、異なる規格でも録画装置を統合して監視できるため、従来のアナログカメラとネットワークカメラなど、異なる世代やメーカーのカメラであっても一元化したシステムとして管理することが可能である。ドラッグストアやコンビニエンスストア向けの案件の受注が順調に拡大している。 同社は、世界有数の監視カメラメーカーである韓国IDIS Co., Ltdの日本における正規ディストリビューターであり、IDISが製造する高品質な監視カメラ関連製品を万全のサポート体制で提供している。 また、2024年2月より販売を開始した「SECURE AI BOX」は、AIを活用したアルゴリズムによって、人物や車両などのオブジェクトを検出する高度な検知プラットフォームである。同社がこれまで提供してきた検知プラットフォームと比較すると、「SECURE AI BOX」では骨格分析や動作パターン解析による検知で誤認識が最小化されており、AIによる人の行動分析の検知項目は30を超えている。さらに、超広角レンズによる広範囲魚眼撮影により、天井面から垂直に画角180度、360度のフロア面を魚眼映像での撮影が可能だ。「うろつき検知」や「ラインクロス」「ホールドアップ(「手をあげろ」と命じて無抵抗にさせること)」など、事件・事故が今まさに起ころうとしている行動を瞬時に検知・通知することで、トラブルを未然に防ぐことができる。また、人物だけでなく、自動車やバイク、動物の検知も可能であり、商業施設や工場、建設現場のほか、空きスペースの管理や違法駐車の検出といった駐車場での利用など、あらゆる業種の施設・シーンでの活用が可能な製品である。 3. 画像解析サービス(SECURE Analytics)・その他 高性能な顔認証エンジン及びステレオビジョン技術を使用して空間内の行動を可視化するソリューションサービスである。客数情報解析アプリケーション「Vemcount」、混雑見える化ソリューション「混雑カウント」などのラインナップを揃え、店舗やレジャー施設にて顔認証により来店客の属性を分析し、ステレオカメラにより来店客数、滞在人数、レジ待ち時間、施設内の混雑度情報をデータにて提供する。時間や曜日による店舗改善や最適なスタッフ配置スケジュールの指標として利用できるソリューションであり、ショッピングモールにおける客数分析など、マーケティングへの活用事例が増加している。 (執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一) 《SI》
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時価総額 9,536百万円
顔認証・画像認識技術を用いた入退室管理システム、監視カメラシステムの開発・販売等を行う。主にオフィス、工場、商業施設向けにサービスを提供。NVIDIAのGPUを活用したAI学習モデルの開発を開始。 記:2024/06/25