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新晃工業 Research Memo(2):大規模建物向けセントラル空調機のトップメーカー

2024/3/18 16:22 FISCO
*16:22JST 新晃工業 Research Memo(2):大規模建物向けセントラル空調機のトップメーカー ■会社概要 1. 会社概要と沿革 新晃工業<6458>は大規模建物向けセントラル空調機器メーカーで、空調機の製造販売、空調工事の請負施工、熱媒体自然循環システムの設計・施工・保守管理などを行っている。主要製品は、送風機や熱交換器(コイル)、フィルタ、加湿器などで構成されたフロア全体を空調する大型のAHUと、送風機(ファンモータユニット)、コイル、エアフィルタで構成された各部屋を空調する小型のFCU、セントラル空調と個別空調の特徴を兼ね備えたヒートポンプAHUである。このほか、既存建物の設備更新工事やメンテナンスなどを請け負う工事事業も展開している。巨大で複雑な空間を空調するための豊富な品揃えと、顧客の個々の要望に沿って設計・製造する技術が求められることから、空調機業界は専業企業などへの集約化が進んでいる。なかでも同社は、蓄積されたノウハウと豊富な実績や、設計から製造、販売、メンテナンスまでの一貫体制などを強みに、水AHUは国内市場において長年トップシェアを維持している。 同社は1938年、藤井徳義(ふじいのりよし)氏により暖房機器の輸入販売を目的に設立された。1949年に第2次世界大戦で停止していた業務を再開し、1950年に同社を創業して業務用空調機の製造販売に乗り出した。その後、1951年にFCU、1957年にはAHU(現在の工場生産型)を日本で初めて開発し、生産拠点の拡大やメンテナンス業務の取り込み、海外進出など、日本経済の発展とともに業容を拡大した。足元の需要は、東京オリンピック・パラリンピック特需後の端境期を抜け、コロナ禍や原材料高、部材不足、円安といったリスクも一巡しつつあるなか、東京や大阪などで進む大規模都市再開発や国内回帰が進む半導体工場、成長著しいデータセンター向けなど拡大期に入ったと見られる。中長期的には更新工事やメンテナンス需要の拡大も期待されている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光) 《HH》
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時価総額 104,766百万円
大型施設向けセントラル空調機器のトップメーカー。関連工事やビル管理なども手掛ける。生産能力の増強等に取り組む。期ずれ案件の寄与等により、アジアは黒字転換。日本は収益伸長。24.3期3Q累計は収益好調。 記:2024/04/15