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グローセル Research Memo(7):2025年3月期の目標値は見直し中だが、重点施策は計画どおり推進中(2)

2023/12/20 12:07 FISCO
*12:07JST グローセル Research Memo(7):2025年3月期の目標値は見直し中だが、重点施策は計画どおり推進中(2) ■グローセル<9995>の中期経営計画「プロジェクト“S”」 3. 売上・事業の拡大(H&CSB) 2024年3月期の売上目標は230億円(前期実績260億円)、D-inの目標金額は524億円(同495億円)としている。 (1) 活動のポイント ・既存商材の売上拡大(ストレージ、ASIC、基板、液晶) ・新規商材開拓/ラインカード(取扱いカード)の拡充 ・顧客に対するサポート管理の充実による機会損失回避 (2) 既存商材の売上拡大 ・ASIC(FARADAY) 売上目標:23年度32億円、24年度40億円、26年度80億円 ターゲット:OA機器メーカー(A社プリンター向け)、産業用ロボットメーカー(B社インバータ向け) ・ストレージ(Silicon Motion) 売上目標:23年度20億円、24年度24億円、26年度55億円 ターゲット:自動車Tier1顧客(C社モニター向け、D社カーナビ向け、E社ADAS向け) ・基板(Unimicron) 売上目標:23年度23億円、24年度27億円、26年度30億円 ターゲット:民生・産業機器、自動車Tier1顧客(F社&G社DSC向け基板、H社テスタ向け基板) ・表示(TRULY) 売上目標:23年度15億円、24年度25億円、26年度30億円 ターゲット:自動車Tier1顧客、家電メーカー(I社モニター向け、J社複合機向け、K社炊飯器向けモノクロ液晶) (3) 新規商材開拓/ラインカードの拡充 SiC、GaN等の次世代パワー半導体を中心にラインナップを拡充し機器の省エネに貢献する。 自動運転等で必要となる技術に強みを持つ商材の獲得でパワー商材とのソリューション提案を実現する。 これらの【パワー半導体+新規商材】で26年度に売上高100億円を目指す。 ・Innoscienceとの代理店契約締結:ターゲット顧客60社、車載・産業・民生での需要を狙う ・LOCOSYSとの取引契約締結: 車載・建機・農機での需要を狙う (4) 社会課題への取り組み:人々が暮らしやすい未来社会の実現に向けて 主要命題として、「省エネ化への対応」と「働き手減少への対応」を掲げている。 「省エネ化への対応」ではエネルギー効率の改善が不可欠となり、キーデバイスは次世代パワー半導体(SiC・GaN・酸化ガリウム)。 「働き手減少への対応」では自動化・自動運転化が不可欠となり、キーデバイスは無線通信・ストレージ・液晶・アングルセンサ・ミリ波レーダなど。 4. 売上・事業の拡大(STREAL) 2024年3月期の売上目標は14億円(前期実績25億円)、D-inの目標金額は42億円(同60億円)としている。 売上目標、D-inの目標金額とも期初よりは下方修正されたが、主要因はE-Bike欧州マーケットの大幅低迷、ロボット市場低迷による協働ロボット向けモジュール量産遅延によるものである。 ● 活動のポイント ・実証実験(POC)案件の継続フォローと早期立上げ ・民生分野/自動車分野への挑戦 ・自転車市場への継続サポートによる売上最大化 ・鉄道技術展出展によるブランド力浸透とインフラ分野の案件拡大 5. 知財戦略 ・STREAL事業開始以降、研究開発で得た技術の権利化を推進 ・知財に関する社内規定を整備、特許創出の仕組みを確立 ・2023年10月、同社として初めて「STREAL関連特許(特許第7360542号)」が成立 今後も従来の半導体商社の枠を超えて、研究開発及び獲得した技術の権利化を推進することで、【半導体技術商社】×【STREALメーカー】の地位を確立する。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《SI》
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半導体・電子部品の技術商社。ルネサスエレクトロニクス製品を中心に、海外製電子部品も取り扱う。半導体素子は自動車分野中心に堅調。24.3期3Qは増収。マクニカによるTOBは成立、同社株は上場廃止へ。 記:2024/03/30