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アールエスシー Research Memo(7):AI警備システムに係る業務提携でも注目すべき成果

2023/9/25 14:37 FISCO
*14:37JST アールエスシー Research Memo(7):AI警備システムに係る業務提携でも注目すべき成果 ■アール・エス・シー<4664>の主な活動実績 1. 友和商工の子会社化とPMIの進捗 2023年2月28日に全株式取得によりグループインした友和商工(内装工事業)については、2023年4月1日から連結化されると、第1四半期の業績の伸びに大きく寄与しており、順調なスタートを切ったと言える。友和商工は創業50年以上の実績を持ち、オフィス内のレイアウト変更から大規模ビルのフロア工事まで請け負っており、そのノウハウから長年の間、高い品質と顧客との信頼関係を築いてきた。本件により、テナント入居工事からオフィスレイアウトの変更、テナント退去における原状回復工事に至るまでワンストップで対応できるようになり、設備工事部門の強化につながることはもちろん、顧客基盤の共有によるクロスセルの推進、優秀な技術者の確保や人材交流を通じた技術力の向上など、シナジー創出を図るところにも狙いがある。本格的なシナジーの実現にはある程度時間を要するものと見られるが、PMI(買収後の統合プロセス)は着実に進んでおり、人材や顧客の離反もなく、しっかりと融合が図られてきたようだ。 2. AI警備システムに係る業務提携の締結 2023年8月には、AI警備システム「AI Security asilla」を開発・販売するアジラとの業務提携を締結した。同社が成長戦略に掲げる「新技術の導入」(警備DX化の実現)に向けた動きとして捉えることができる。アジラは、行動認識AIを軸とした技術の力で、安全で快適な世界を目指すスタートアップ企業であり、ニコン<7731>やセコム、キヤノンマーケティングジャパン(株)との資本業務提携に加え、三菱地所<8802>や東京建物<8804>など数多くの企業との取引実績があり、この分野で大きな注目を集めている。今後、同社の運営管理する施設等へAI警備システムの導入を進めることで、データやノウハウを蓄積し、次世代のセキュリティシステムの構築を共同で実現していく考えのようだ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫) 《AS》
関連銘柄 4件
4664 東証スタンダード
732
11/22 15:30
-13(-1.74%)
時価総額 2,152百万円
警備を主に、清掃や設備管理などを行う建物総合管理サービス事業が主力。サンシャインシティ、丸ビルなどの警備で実績。人材サービス事業も。提案型営業推進。サンシャインシティプリンスホテルで警備業務開始。 記:2024/06/28
7731 東証プライム
1,845.5
11/22 15:30
-12.5(-0.67%)
時価総額 648,651百万円
大手光学機器メーカー。カメラと半導体やFPDの露光装置で世界トップクラス。眼科領域の顕微鏡等も製造、販売する。業務用カメラの米レッド社買収。カメラや半導体露光装置が堅調。開発費などが重し。医療事業に注力。 記:2024/07/28
8802 東証プライム
2,108.5
11/22 15:30
+18(0.86%)
時価総額 2,680,485百万円
総合不動産大手。三菱グループ。新丸の内ビルディングなど東京・丸の内エリアでオフィスビルを多数保有。住宅事業や投資マネジメント事業等も。配当性向30%程度目処。再開発プロジェクトの推進、事業化等に取り組む。 記:2024/07/07
8804 東証プライム
2,659
11/22 15:30
+48.5(1.86%)
時価総額 556,178百万円
1896年創業の総合不動産デベロッパー。旧安田財閥系。東京・八重洲、日本橋周辺が最重点エリア。マンションはBrilliaブランドで展開。配当性向30%以上目安。保有オフィスビルは40棟超。稼働率は高水準。 記:2024/07/07