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フォーバル Research Memo(1):2024年3月期第1四半期は、DX関連各種サービスの拡大等が貢献し大幅増益
2023/9/22 13:31
FISCO
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*13:31JST フォーバル Research Memo(1):2024年3月期第1四半期は、DX関連各種サービスの拡大等が貢献し大幅増益 ■要約 フォーバル<
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>は、「中小・小規模企業の利益に貢献する次世代経営コンサルタント集団」を旗印に事業展開を行っており、IP統合システム、情報セキュリティ、Web構築などの情報通信コンサルティングを得意とし、総合コンサルティング、海外進出、人材・教育、環境、事業承継などの経営コンサルティングなどを行う。 1. 事業概要 フォーバルビジネスグループとフォーバルテレコムビジネスグループを主力としている。フォーバルビジネスグループでは、中小・小規模企業向けに、IP統合システム、情報セキュリティ、Web構築などの情報通信コンサルティングのほか、総合コンサルティング、海外進出支援、人材・教育、環境、事業承継などの経営コンサルティングサービス、OA・ネットワーク機器の販売、サービスの取次ぎなどを手掛ける。 2. 業績動向 2024年3月期第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比9.8%増の14,328百万円、営業利益が同150.8%増の446百万円、経常利益が同74.9%増の532百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同329.6%増の253百万円となり、堅調な増収とともに大幅な増益となった。売上高に関しては、中小・小規模企業におけるDX推進の機運の高まりを受けてアイコンサービスなど各種サービスが順調に拡大したことなどにより、前年同期比9.8%増となった。同社は例年第4四半期に利益が集中する傾向にあったが、アイコンサービスをはじめとするストック型のサービスビジネスモデルへの転換が進行していること、総合環境コンサルティングビジネスグループの黒字化、新電力の仕入れ問題の解決などにより、2024年3月期は第1四半期から各利益が好調である。 2024年3月期通期の連結業績は、売上高が前期比4.1%増の62,000百万円、営業利益が同22.8%増の3,000百万円、経常利益が同10.4%増の3,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同13.1%増の1,900百万円と、売上高・各利益ともに堅調に推移する増収増益予想である(期初予想通り)。 3. 成長戦略・トピック 同社では、“F-Japan戦略”のもと、地方自治体でのGDX化推進及びその人材育成を行っている。地方自治体の課題を深く掘り下げるなかで、これまでの中小企業を対象とした経済政策にととまらず、地域住民(高齢者等)と住民を支援する団体(社会福祉協議会、民生委員等)も含めたデジタル化の新構想が誕生した。過疎地域の高齢者をデジタルでサポートする仕組みはこれまでも提案されてきたが、デジタルデバイド(情報格差)が障壁となってきた。本構想では、高齢者(対象者)は、WEB・端末を通じて何も触れずに買い物、医療などを受けられる完全フルリモート支援サービスの仕組みを実現した。期待効果としては、高齢者の利便性向上などはもちろんのこと、高齢化する支援団体の負担軽減や地元サポートセンターにおける雇用創出など、支援側のメリットが想定できる。現在は山口県岩国市の中山間地域で実証実験中であり、結果を検証したうえで横展開を行う計画である。同地域は、商店がなくなり高齢者にとって買い物が不便となっているほか、独居者も増えお互いのつながりも少なくなっている。同社では、自治体のほか、道の駅や社会福祉団体と連携しつつ、最適な支援インフラを提案していく考えだ。 4. 株主還元策 2024年3月期は、堅調な増益予想を背景に、配当金28.00円(1円増配)、配当性向37.9%を予想する。 ■Key Points ・2024年3月期第1四半期は、DX関連各種サービスの拡大、前年同期の新電力サービスの仕入問題の解決、総合環境コンサルティングビジネスグループなどが貢献し大幅増益 ・2024年3月期は売上高62,000百万円、営業利益3,000百万円予想。フォーバルテレコムビジネスグループの利益回復や総合環境コンサルティングビジネスグループの黒字化など足元は順調に進捗 ・“F-Japan戦略”の領域を拡大 (執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫) 《YI》
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時価総額 38,022百万円
IP統合システムや情報セキュリティなどの情報通信コンサルティング、経営コンサルティングを手掛ける。中小・小規模企業などが顧客。可視化伴走型経営支援は自治体案件などが拡大。M&A活用で事業拡大図る。 記:2024/06/17
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