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BeeX Research Memo(4):クラウドテクノロジーのスペシャリストがマルチクラウドサービスを提供

2023/9/11 12:04 FISCO
*12:04JST BeeX Research Memo(4):クラウドテクノロジーのスペシャリストがマルチクラウドサービスを提供 ■事業概要 2. 特徴・強み BeeX<4270>の特徴・強みとしては、クラウドテクノロジーのスペシャリストとしてビジネス展開していること、マルチクラウドでサービス提供が可能な各種認定を取得していること、フロービジネスを起点にストックビジネスへ移行して顧客との長期リレーションを確立していること、大手企業を中心に強固な顧客基盤を構築していることなどが挙げられる。 ビジネス領域は、インターネット経由でソフトウェアを提供するSaaS(Software as a Service)領域ではなく、インターネット経由でアプリケーションを実行するプラットフォームを提供するPaaS(Platform as a Service)領域、及びインターネット経由でハードウェアやサーバなどのICTインフラを提供するIaaS(Infrastructure as a Service)領域である。 マルチクラウドでサービス提供が可能な各種認定では、AWS認定アドバンスドパートナー、Microsoft認定ソリューションパートナー、Google Cloud認定プレミアパートナー、SAP認定パートナーなど、クラウド移行、DX推進、保守運用を実現する上で重要な認定資格を数多く取得している。2023年2月末時点の各ベンダーの認定資格取得数及び取得者人数(延べ人数)は、AWSの資格取得数が199で取得者人数が54人、Microsoftの資格取得数が34で取得者人数が13人、Googleの資格取得数が15で取得者人数が8人、SAPの資格取得数が12で取得者人数が7人となっている。なお従業員数のうちのエンジニア比率は約7~8割(2023年2月期末時点で従業員数140名のうち80.0%、2024年2月期第1四半期末時点で従業員数142名のうち75.4%)となっている。 顧客は大手企業が中心である。同社のホームページでは導入事例として、日本ペイントホールディングス<4612>、(株)ロッテ、学校法人早稲田大学、ENEOS(株)、AGC<5201>、コーセー<4922>、アンリツ<6754>、日本国土開発<1887>、フォスター電機<6794>、東京建物<8804>、京阪ホールディングス<9045>、(株)日本経済新聞社、HOYA<7741>、オートバックスセブン<9832>などが紹介されている。なお、全社売上高に占める割合が10%を超える主要販売先は、AGC(2023年2月期19.5%)及びテラスカイ(同12.3%)となっている。AGCに対しては、同社設立当初からSAPシステム導入関連の取引が継続している。テラスカイとの主な取引内容は、一部の顧客向けのシステム運用に係る役務提供やAWS利用料の課金代行サービスなどとなっている。 3. リスク要因・収益特性と課題・対策 システム開発・情報サービス産業における一般的なリスク要因としては、景気変動などによる企業のIT・DX投資抑制、市場競合、不採算プロジェクトや品質不具合の発生、技術革新への対応遅れ、人材の確保・育成、販売・仕入パートナー企業との関係、新規事業への先行投資、法的規制などがある。 クラウド関連を含むIT・DX投資については、一時的な抑制・停滞が発生しても中長期的に拡大基調と予想されている。特にSAPシステムについては後段の成長戦略の項で解説するように、現在の主力となっているSAP ERP 6.0のサポート終了が予定されているため、S/4HANA及びクラウドへの移行需要が高まると予想されるため、同社にとって事業環境悪化への懸念は小さいと弊社では考えている。市場競合については、同社はクラウドテクノロジーに特化したプロフェッショナル集団として高い競争力を誇っており、今後もマルチクラウド対応の技術力を高めて市場競合優位性を維持できるだろうと弊社では考えている。不採算プロジェクトや品質不具合については、クラウドインテグレーションにおいて発生する可能性があるものの、不採算化防止に向けて適切な原価管理に取り組んでいることや、売上構成比が3割程度であることも勘案すると、全体業績に与える影響は比較的小さいと弊社では考えている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展) 《SI》
関連銘柄 11件
1887 東証プライム
523
5/2 15:00
+3(0.58%)
時価総額 51,387百万円
東日本地盤の中堅ゼネコン。大規模造成工事に強み。太陽光発電所の運営も。海外は東南アジアに拠点。24.5期上期は大型案件で工程遅延回避目的の突貫工事を実施し、費用が膨張。当該大型案件は今期中に竣工の見込み。 記:2024/02/08
4270 東証グロース
2,992
5/2 15:00
-48(-1.58%)
時価総額 6,657百万円
独SAP社製ERPなどのクラウド移行支援に強み。クラウド導入支援も。テラスカイ傘下。24.2期3Q累計はクラウド移行支援が想定超。請求代行も順調に伸びて大幅増収増益に。最高業績を見込む通期計画を上方修正。 記:2024/02/06
1,058.5
5/2 15:00
+12.5(1.2%)
時価総額 2,509,187百万円
塗料世界4位。アジアに強く、中国の建築用で高シェア。配当性向は30%目途。日本は収益伸長。工業用塗料や汎用塗料は売上横ばいだが、自動車用塗料は堅調。23.12期3Qは収益好調。通期利益予想を上方修正。 記:2024/01/27
4922 東証プライム
8,259
5/2 15:00
-41(-0.49%)
時価総額 500,438百万円
化粧品国内大手。コスメデコルテ、雪肌精、エスプリーク、ファシオなど有力ブランド多数。高級スキンケアに定評。新商品の寄与等でタルトの売上は過去最高。23.12期通期は増収。24.12期は2桁営業増益計画。 記:2024/04/16
5201 東証プライム
5,773
5/2 15:00
+3(0.05%)
時価総額 1,313,017百万円
世界的ガラスメーカー。建築用板ガラスや自動車用ガラスに強み。フッ素樹脂などの化学品も。新中計では26.12期に営業益2300億円が目標。24.12期は二桁営業増益を目指す。還元方針をDOE3%目安に変更。 記:2024/04/12
6754 東証プライム
1,184.5
5/2 15:00
-19.5(-1.62%)
時価総額 160,933百万円
通信用計測器世界3位。スマホの端末開発向けや基地局通信インフラなどの計測ソリューション、重量選別機等を手掛ける。通信計測事業は5Gスマホ開発投資需要の減少等が響く。24.3期3Qは環境計測事業が黒字転換。 記:2024/02/10
6794 東証プライム
1,238
5/2 15:00
+8(0.65%)
時価総額 30,950百万円
音響機器メーカー。オーディオやテレビ、車載用スピーカやスピーカシステムに加え、イヤホンドライバ等も。空輸費用のはく落等により、スピーカ事業は収益伸長。特別利益を計上。24.3期3Q累計は最終黒字転換。 記:2024/04/16
7741 東証プライム
18,225
5/2 15:00
-210(-1.14%)
時価総額 6,580,610百万円
半導体ブランクスやHDDガラス基板で世界首位。眼鏡レンズやコンタクトレンズ、内視鏡、眼内レンズ、人工骨などのライフケア事業でも実績。光学技術に定評。ライフケア、情報通信とも好調で、3Q累計は増収確保。 記:2024/03/31
8804 東証プライム
2,642
5/2 15:00
+16.5(0.63%)
時価総額 552,622百万円
旧安田財閥系の総合不動産。日本橋、京橋など東京駅の東側が重点エリア。マンションはBrilliaブランドで展開。住宅事業では不動産売上などが増加。23.12期通期は増収増益。24.12期は大幅増収計画。 記:2024/02/24
9045 東証プライム
3,250
5/2 15:00
-25(-0.76%)
時価総額 367,845百万円
大阪、京都、滋賀を結ぶ民鉄大手。不動産、百貨店、ホテルも。鉄道事業、バス事業では輸送人員が増加。オフィスビルの売却等で不動産販売業は売上増。旅客需要の回復等により、24.3期3Q累計は2桁増収増益。 記:2024/04/08
9832 東証プライム
1,572
5/2 15:00
-17(-1.07%)
時価総額 128,983百万円
国内最大のカー用品店「オートバックス」をFC主体に全国展開。海外は東南アジアを中心に出店。国内オートバックス事業は増収。エンジンオイルやバッテリー等が堅調。事業譲渡益を計上。24.3期3Qは2桁最終増益。 記:2024/02/04