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ダイナムジャパンHD Research Memo(8):航空機リース事業は2024年3月期も2ケタ成長が続く見通し

2023/7/5 16:28 FISCO
*16:28JST ダイナムジャパンHD Research Memo(8):航空機リース事業は2024年3月期も2ケタ成長が続く見通し ■ダイナムジャパンホールディングス<06889/HK>の2024年3月期の事業方針 2. 航空機リース事業 航空業界は欧米を中心とした渡航制限の撤廃が進み、総旅客数が回復傾向にある。2023年の航空旅客数はコロナ禍前の水準まで戻り、その後も拡大基調が続くものと予想される。なかでも短距離輸送の拡大が見込まれていることから、胴体が長く座席数を多く取れる長胴型のナローボディ機(エアバスA321neoやボーイングB737MAX10)の需要拡大が見込まれている。 こうしたなかDynam Aviation Ireland Limitedでは、ウィズエアーと新たに2機をセール・アンド・リースバック取引により購入する契約を2022年10月に締結した。機体の引き渡し時期は2023年10~12月を予定している。 2024年3月期の業績には前期にウィズエアーへ引き渡した3機分のリース料が通年で寄与するほか、2023年後半に引き渡す予定の2機分のリース料が上乗せされるため、2ケタ増収増益が見込まれる。なお、ウクライナ情勢は混沌としているものの、既存のリース先やウィズエアーに関してはロシア便が少なく、影響は軽微と見られる。 そのほか、2023年3月期に子会社にてテクニカル、リース管理、法務の責任者を採用し、自社でリース管理を行う体制を構築した。今後はリース管理業務のノウハウを蓄積し、航空機リース事業を行う他社からのリース管理業務の受託だけでなく共同購入なども視野に入れながら、事業を拡大していく。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《SI》