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GセブンHD Research Memo(8):配当性向30%を目安に連続増配を予定

2023/6/5 13:48 FISCO
*13:48JST GセブンHD Research Memo(8):配当性向30%を目安に連続増配を予定 ■株主還元策とサステナビリティへの取り組み 1. 株主還元策 G-7ホールディングス<7508>の配当政策に関しては、「安定配当の継続を前提に業績に応じた利益還元を実施することを基本に、将来の事業展開に向けた投資需要や財務状況なども勘案しながら総合的に判断していく」としている。配当金の水準としては配当性向で30%程度を目安としており、2023年3月期の1株当たり配当金は前期比1.5円増配の38.0円(配当性向43.8%)と8期連続の増配を実施した。また、2024年3月期についても同2.0円増配の40.0円(配当性向32.0%)とする予定だ。 サステナビリティ経営の実践によりブランド価値向上、事業領域の開拓、従業員満足度の向上につなげる 2. サステナビリティへの取り組み 同社はサステナビリティに対する基本的な考え方について、「人間尊重を経営基盤とし、顧客第一主義、現地現場主義によって顧客・株主・社員・地域社会等のステークホルダーの満足度向上に向けた経営を実践し、社会に貢献していくこと」とし、各事業の強みを生かし持続可能な社会へ貢献することが、同社グループの長期的な成長につながるものと考えている。また、サステナビリティ経営を実践することによるメリットとして、グループのブランド価値向上、事業領域の開拓、従業員満足度の向上を挙げている。 サステナビリティに対する取り組み内容については、「G-7グループが取り組むサステナビリティ」として同社ホームページに掲載している。主な取り組み内容をESGの観点から分けると以下のとおりとなる。 (1) 環境 同社グループでは、社用車に電動車(電気自動車、燃料電池自動車、プラグインハイブリッド自動車/ハイブリッド自動車等)を採用しているほか、店舗照明のLED化を実現している。また、2021年に竣工した新社屋に太陽光パネルを設置し、太陽光エネルギーの有効活用に取り組み、CO2排出量の削減・抑制による脱炭素化に貢献している。 また、店舗での在庫管理の高度化によって廃棄商品の削減を図り、廃棄物の適正な分別処理と併せて環境への配慮を行っている。例えば、「オートバックス」の店舗では来店客から回収する廃タイヤを専門業者でリサイクルし、エネルギー源として再利用しているほか、廃オイルや廃バッテリー等も素材別に分別し、指定業者を通じて再資源化につなげている。 (2) 社会 同社グループでは年に1回、社会的弱者に対して食材や衣服、日用品などを寄付する「フードドライブ活動」を実施している。また、G-7スーパーマートでは多様性のある職場環境を目指し、障がい者雇用支援サービス会社を通じて障がい者を雇用し、農園の野菜を栽培しており、生産した野菜を「こども食堂」へ無償提供している。今後もこうした活動を継続していくことで、今まで以上に健康福祉活動に注力する方針だ。 (3) ガバナンス 同社グループでは、企業の株主価値最大化に向けた経営に取り組むと同時に、企業倫理の重要性を認識し、経営の健全性向上を目指してコーポレート・ガバナンスやコンプライアンス体制、リスク管理体制を整備し、定期的に委員会を開催し、現状の把握や問題があればその対応、改善に取り組んでいる。 なお、同社はコーポレート・ガバナンス体制のさらなる充実を図るため、2022年6月の株主総会の承認を経て監査等委員会設置会社へ移行した。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《AS》
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食料品店「業務スーパー」やカー用品店「オートバックス」の有力FC。精肉事業やミニスーパー事業「リコス」等も展開。車関連事業では円安効果で海外向け中古車販売が伸びる。26.3期売上高2500億円目標。 記:2024/06/04