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ファンペップ---2Q抗体誘導ペプチドプロジェクトと機能性ペプチド「SR-0379」を中心に研究開発を推進

2022/11/15 14:23 FISCO
*14:23JST ファンペップ---2Q抗体誘導ペプチドプロジェクトと機能性ペプチド「SR-0379」を中心に研究開発を推進 ファンペップ<4881>は14日、2022年12月期第3四半期(22年1月-9月)決算を発表した。売上高が前年同期比99.4%減の0.00億円、営業損失が8.11億円(前年同期は4.51億円の損失)、経常損失が8.17億円(同3.86億円の損失)、四半期純損失が8.19億円(同3.88億円の損失)となった。 抗体誘導ペプチド「FPP003」(標的タンパク質:IL-17A)は、標的タンパク質IL-17Aに対する抗体誘導ペプチドの開発化合物である。FPP003の尋常性乾癬を対象疾患とする第I/IIa相臨床試験をオーストラリアで進めている。本試験の速報結果の開示時期は2023年第1四半期を見込んでいる。また、強直性脊椎炎を対象とする開発は、医師主導治験として第I相臨床試験が進んでいる。なお、住友ファーマ<4506>との間でオプション契約を締結しており、同社は北米での全疾患に対する独占的開発・商業化権の取得に関するオプション権を保有している。抗体誘導ペプチド「FPP004」(標的タンパク質:IgE)は、標的タンパク質IgEに対する抗体誘導ペプチドの開発化合物である。花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)を対象として開発しており、現在、前臨床試験の段階にある。なお、FPP004については、当面の間、バックアップ化合物の探索研究を進めていくことにしている。抗体誘導ペプチド「FPP005」(標的タンパク質:IL-23)は、標的タンパク質IL-23に対する抗体誘導ペプチドの開発化合物である。2023年からの臨床試験開始を目指して前臨床試験を進めている。2022年8月にメディパルホールディングス<7459>から、抗体誘導ペプチドの研究開発支援に関する提携契約に基づく有望な開発品として、利益分配等の対象開発品に選定されている。抗体誘導ペプチドの探索研究は、大阪大学大学院医学系研究科との共同研究により実施している。抗体医薬品の代替医薬品として、アレルギー性疾患を対象とする抗体誘導ペプチドの研究を行っている。さらに生活習慣病の高血圧及び抗血栓を対象とする抗体誘導ペプチドの研究、2022年4月からは熊本大学との共同研究により脂質異常症を対象とする抗体誘導ペプチドの研究に取り組んでいる。また、住友ファーマとの間で精神神経疾患を対象とする抗体誘導ペプチドの研究契約、塩野義製薬<4507>との間で疼痛を対象とする抗体誘導ペプチドの共同研究契約を締結し、製薬会社とのアライアンスのもとで探索研究にも取り組んでいる。さらに、メドレックス<4586>との間でマイクロニードル技術を用いた抗体誘導ペプチドの次世代製剤技術開発に関する共同研究を進めている。 新型コロナペプチドワクチン「FPP006」は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対するペプチドワクチンの開発化合物であり、大阪大学大学院医学系研究科との連携のもと、抗体誘導ペプチドの技術基盤を活用し、新型コロナペプチドワクチンの研究開発を行っている。FPP006は、ウイルスの変異の報告がないペプチド配列(エピトープ)を選択して効率的に免疫を誘導するのが特徴であり、高効率で副反応が少なくウイルスの変異の影響を受けないワクチンになることが期待される。 機能性ペプチド「SR-0379」は、皮膚潰瘍を対象疾患とする開発化合物である。SR-0379の開発により、高齢化社会を迎え重要性が増している褥瘡等の皮膚潰瘍の早期回復を促進し、患者のQOL向上に貢献することを目指している。複数のアカデミア主導の医師主導治験、さらに企業治験を経て、現在、塩野義製薬との共同開発により日本での開発を進めている。本試験の速報結果の開示時期は2022年12月期第4四半期を見込んでいる。 機能性ペプチドの販売医薬品以外の事業分野においては、ファンケル<4921>から「マイルドクレンジングシャンプー」、さらにSMV JAPANから「携帯アルコール除菌スプレー」等が発売され、同社の機能性ペプチドを含有する商品が販売された。これらの商品販売に関し、同社は化粧品原料商社又は販社に対して機能性ペプチドを販売している。創傷用洗浄器の共同開発として、サイエンスとの間で次世代の創傷用洗浄器の共同開発を進めている。洗浄力の高い新規創傷用洗浄器を開発し、褥瘡等の皮膚潰瘍の治療に貢献することを目指している。 2022年12月期通期について、同社の事業収益は新規提携候補先等との交渉状況等に依存しており、その不確実性を考慮すると現時点では合理的に算定することが困難であるとして、業績予想は記載していない。 《SI》
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4506 東証プライム
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住友化学傘下の製薬会社。精神・神経領域に強み。24.3期3Q累計は北米で独占販売期間終了の抗精神病薬「ラツーダ」が失速。注力品の前立腺がん薬や子宮筋腫薬も冴えず。想定以上に膨張の構造改革費用も利益に響く。 記:2024/02/08
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時価総額 4,643百万円
独自の経皮吸収型製剤技術を用いて新薬を開発。マイクロニードルの研究開発も。今年1月に承認再申請の帯状疱疹後疼痛薬は7月までに審査完了予定。1b相治験に成功の痒性麻痺薬候補は2相準備へ。継続前提に重要事象。 記:2024/03/12
4881 東証グロース
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時価総額 4,135百万円
創薬ベンチャー。機能性ペプチドを用いて医薬品の研究開発を行い、大阪大学や塩野義製薬などと共同研究を推進。アルツハイマー病ワクチンの研究を開始。研究開発費の減少等により、23.12期通期は損益改善。 記:2024/02/25
4921 東証プライム
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+39.5(1.97%)
時価総額 265,985百万円
化粧品メーカー。無添加に拘り。サプリにも強み。通販主体に直営店も。海外は中華圏を軸に開拓。24.3期上期は処理水問題が中国回復に水差す。だが国内は訪日客増が追い風。新製品効果も出て計画を上回る増収増益に。 記:2024/01/17
2,421.5
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時価総額 592,115百万円
医薬品卸最大手。化粧品や日用雑貨卸、動物用医薬品卸も手掛け、自社開発設備とシステム導入高機能大型物流センターを全国展開。中小病院・クリニック向け医療DXサービスを開始。業容好調で、3Q累計は増収経常増益。 記:2024/03/24