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リソル Research Memo(2):新しい価値観に対応しながら企業価値とグループ事業の持続可能性を高める

2022/7/19 15:22 FISCO
*15:22JST リソル Research Memo(2):新しい価値観に対応しながら企業価値とグループ事業の持続可能性を高める ■会社概要 1. 会社概要と経営方針 リソルホールディングス<5261>は、施設運営と再生ビジネスという2つの事業領域を持ち、その中でホテル運営事業、ゴルフ運営事業、リソルの森(CCRC)事業、福利厚生事業、再生エネルギー事業、投資再生事業の6つの事業を多角的に展開している。同社グループのコーポレートスローガン「あなたのオフを、もっとスマイルに。」をすべての価値基準に、各事業を通じて顧客に「いきがい・絆・健康・くつろぎ」を提供し、たくさんのスマイルづくりを進めている。また、すべての事業を通じて、ESG経営にもつながる「人にやさしい」「社会にやさしい」「地球にやさしい」の3つの「やさしい」を実現していくことで企業価値の向上を図っている。そして、同社の事業セグメントは一見ばらばらのようだが、運営と投資再生を軸に事業間シナジーを発揮し、密を避けた「疎」や環境など新しい価値観に対応して成長事業の拡大を進め、それぞれの業界で差別化を図っている。さらに、グループシナジーによって創出した、高い利便性やより大きな満足といった付加価値を顧客に提供し、グループ事業の持続可能性を高め、社会貢献を果たしていく。 コロナ禍で低迷のホテル運営事業にも回復の芽 2. 沿革 同社の歴史は1931年創業と古く、1949年には東証1部に上場している。1988年にミサワリゾート株式会社へと商号を変更し、バブル崩壊後にホテルやゴルフ場の運営を本格化させたが、この頃が同社の実質的な創業期と言える。2005年に三井不動産<8801>と業務・資本提携を締結。商号を「運営」と「投資再生」の両軸で事業間シナジーを発揮することを表現した「resort」と「solution」の文字を組み合わせたリゾートソリューション株式会社に変更した。さらに2006年にはコナミ(株)(現コナミグループ<9766>)と業務・資本提携し、ホテルとゴルフ場の運営事業を強化・拡大するとともに、カード会員制やポイント制、福利厚生事業など新たな商品やサービス、事業を次々と開発、業容を拡大していった。2016年10月にはリゾートソリューションからリソルホールディングス株式会社へと商号を変更し、グループ全体を「リソル」ブランドで統一した。2020年4月に同社の方針を体現する「リソル生命の森」を体験型リゾート施設「Sport & Do Resortリソルの森」へと大規模リニューアルするなど、現在、「リソル」ブランドの浸透を進めているところである。ところが、リニューアルと同時期にコロナ禍が拡大、その影響でホテル運営事業を中心に同社にとって非常に厳しい環境となった。しかし同社グループは長期方針のもと、施設運営を中心に巻き返そうと各種施策を講じているところだが、足もとではWithコロナのなかで人流が戻りつつあり、ホテル運営事業の回復の芽も見えてきたようだ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光) 《SI》
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ホテルとゴルフ場の経営が柱。福利厚生代行や再エネビジネスも。三井不動産およびコナミグループの持分法適用関連会社。リソルの森事業は業績順調。団体利用が増加。単価も上がる。ゴルフ会員権等の販売も堅調。 記:2024/06/12
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