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イントラスト Research Memo(4):保証事業とソリューション事業が2本柱(2)

2022/3/22 15:24 FISCO
*15:24JST イントラスト Research Memo(4):保証事業とソリューション事業が2本柱(2) ■事業概要 3. ソリューション事業 ソリューション事業は、顧客ニーズを効率的に解決する専門的な業務支援サービスを提供するものだ。イントラスト<7191>はリスクを取らないが、専門的な質が高いサービスを提供する。C&Oサービス、Doc-on(ドックオン)サービス、保険デスクサービスなどを展開している。2021年3月期実績では、C&Oサービスは同社売上高の42.1%を、Doc-onサービスと保険デスクサービスは合算で3.2%を占めている。 C&Oサービスは、連帯保証人不要スキームや入居申込マネジメント業務など、保証に関わる様々な業務をクライアントニーズに合わせてカスタマイズして提供するサービスである。顧客の固有ニーズに合わせて、柔軟な解決策を提示している。具体的には、未入金案内、コールセンター、審査業務、集金代行、契約管理、滞納管理、調査訪問、法対応支援などのサービスがある。これらは主に不動産マーケットを対象としたサービスであり、不動産管理会社より業務受託している。今後は、金融(銀行、保険、クレジットカード会社)、人材派遣、通信・EC、病院・介護施設、教育機関、不動産会社など、他業種へも展開する計画である。 Doc-onサービスは、SMS(Short Message Serviceの略で、携帯端末間でテキストをやり取りできる仕組み)の一括送信業務に、コールセンター機能、クレジットカード決済機能などの付加価値をパッケージにしたサービスである。SMSでは、携帯電話番号宛に短いテキストメッセージを相手の携帯電話に送信できる。顧客の電話番号をクリーニング(不通番号の削除等)処理し、SMSを発信する。また、国内唯一のSMS通信事業者の通信網を利用することにより、サーバーが特定され、高い安全性を維持している。例えば、顧客への連絡ツールとして、銀行・住宅ローン会社では残高不足で引落不能の顧客への未入金の連絡や引落日の事前案内などに利用している。さらには緊急時の連絡ツールとして、病院・介護施設では病院・看護師・職員に対する急患、緊急手術、災害時の連絡、呼び出しの連絡にも活用できる。 保険デスクサービスは、賃貸物件へ入居する際に必要な火災保険の募集業務における多様な支援サービスであり、保険代理店をサポートするものだ。具体的なサービス内容は、入居者への火災保険契約についての案内、同社コールセンターによる契約に関わる問い合せ等の受付対応、入居者の火災保険契約の締結及び契約後の異動等に関わる保険事務、不動産管理会社への報告業務などを提供する。 ソリューション事業ではC&Oサービスが売上高の大半を占めており、今後も同事業の推進力である。一方、Doc-onサービスや保険デスクサービスは、今後の成長が期待される分野である。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希) 《SI》
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時価総額 17,093百万円
家賃債務保証や医療費用保証、介護費用保証などの保証事業が主力。保険デスクサービスなどのソリューション事業も。家賃債務保証は新規契約増。月次更新型商品の更新保証料も順調。27.3期売上高150億円目標。 記:2024/06/17