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プロネクサス Research Memo(1):21年3月期は増収減益。上場企業のディスクロージャーは拡大傾向

2021/7/19 15:11 FISCO
*15:11JST プロネクサス Research Memo(1):21年3月期は増収減益。上場企業のディスクロージャーは拡大傾向 ■要約 プロネクサス<7893>は、上場会社や金融商品運用会社の投資家向けディスクロージャーやIR資料作成実務等を支援してきた。専門性・正確性が要求される分野で、ハイクオリティなサービスとコンサルティングを提供している。さらに、独自の開示業務支援システムを中心に、ディスクロージャーやIRに関する様々なサービスを展開。上場会社の約60%を顧客とするなどシェアは高い。 2021年5月14日に発表された2021年3月期決算は、売上収益が前期比2.3%増の24,997百万円、営業利益は同18.1%減の2,130百万円と増収減益となった。上場企業のディスクロージャーやIRに関するニーズは年を追うごとに拡大する傾向にあり、上場会社ディスクロージャー関連、上場会社IR関連等が拡大。さらに、日本市場の国際化進展に伴い英文翻訳サービスが伸びているほか、Webサービスも受注が拡大している。これらの好調が国内外投信関連製品の低迷をカバーした。 利益面では、制作体制強化やサービス向上による人材投資の拡大、DX(デジタルトランスフォーメーション)投資など前向きな投資の費用がかさんだ。加えて、新型コロナウイルス感染症対策の費用や連結子会社2社の減損損失を計上した結果、営業利益は減益を余儀なくされた格好となっている。 2022年3月期の見通しは売上収益が前期比2.0%増の25,500百万円、営業利益が同3.3%増の2,200百万円と増収増益を見込んでいる。前期は期初に見通しの開示を見送ったが、新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ禍)の影響は限定的だった。今期も上場会社ディスクロージャーを中心に売上収益は拡大傾向が続くと想定される。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水野文也) 《AS》
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株主総会招集通知、開示書類作成アウトソーシングサービスなどを行う上場会社ディスクロージャー関連が主力。1930年創業。上場会社約2300社と取引。配当性向50%以上基準。非印刷分野の拡大などに注力。 記:2024/08/12