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テンポイノベ Research Memo(6):2021年3月通期は減益予想据え置きだが上振れの可能性

2021/3/23 8:06 FISCO
*08:06JST テンポイノベ Research Memo(6):2021年3月通期は減益予想据え置きだが上振れの可能性 ■今後の見通し 1. 2021年3月期通期業績(非連結)予想の概要 テンポイノベーション<3484>の2021年3月期通期の業績(非連結)予想は、売上高が前期比1.0%増の10,084百万円、営業利益が同23.5%減の600百万円、経常利益が同17.3%減の671百万円、当期純利益が同19.9%減の451百万円としている。 2021年3月期第3四半期累計の進捗率は売上高78.7%、営業利益100.7%、経常利益103.2%、当期純利益104.8%で、各利益は通期予想を超過達成しているが、コロナ禍に伴う緊急事態宣言再発出の影響が不透明として、通期予想を据え置いた。同社は、緊急事態宣言再発出による時短営業要請で飲食店が影響を受けるが、小規模事業者にとっては協力金給付もあり、解約が増加する動きは見られないとしているため、会社予想は保守的と言えるだろう。そのため、通期予想は上振れの可能性が高いと弊社は見ている。 「居抜き店舗.com」リニューアル効果で新規登録会員数が大幅増加 2. 店舗転貸借事業の動向 コロナ禍の影響を強く受けた2021年3月期第1四半期をボトムとして成約件数が回復傾向であり、引き続き転貸借物件仕入や成約獲得を積極的に推進する。また事業リスク抑制を図るため、ウィズコロナ時代の出店ニーズへの対応として、郊外の店舗物件仕入にも着手している。 また「居抜き店舗.com」のリニューアルを2020年3月期第2四半期に実施しており、リニューアル効果と支援金や協力金等の飲食店向け支援情報の積極的な提供により、新規登録会員数が大幅増加している。集客力・存在感のあるWEBサイトに進化し、コロナ禍を契機に出店チャンスとみる飲食店経営者のニーズを捉えていく方針だ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展) 《EY》
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店舗転貸借事業を展開するテンポイノベーションを中核とする持株会社。不動産売買事業、家賃保証事業も展開。クロップス傘下。好立地、小規模、居抜き店舗物件の仕入れを積極化。不動産売買事業は顧客開拓に注力。 記:2024/10/11