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テラスカイ Research Memo(5):Salesforceの認定資格者数で国内トップクラス

2020/6/9 15:25 FISCO
*15:25JST テラスカイ Research Memo(5):Salesforceの認定資格者数で国内トップクラス ■クラウドサービス市場の動向と事業内容 3. 強み テラスカイ<3915>の強みは大きく3つにまとめることができる。第1に、クラウド創成期から市場に参入し、積み重ねてきた豊富な導入実績により蓄積されたノウハウである。2020年2月時点のクラウド導入実績は4,500件を超えており、プロジェクト・マネジメントや品質管理も含めて多様なノウハウが蓄積されており、様々な顧客ニーズに対応することが可能となる。特に、大型案件については受注できる企業も限られており、競争優位性がある。 第2に、クラウドを得意とするエンジニアの圧倒的な数と質である。これは、クラウドサービスの認定資格取得者数からうかがうことができる。セールスフォース・ドットコムの発表資料によれば、2020年4月1日時点における国内のSalesforce MVP認定者数は14名で、このうち、3名が同社に在籍しているほか、技術系の最上位資格となるテクニカルアーキテクトも12名中5名が在籍(国内1位)、その他開発分野における技術認定取得者もトップクラスの陣容を誇っている。技術認定資格取得者数は受注能力にほぼ比例するため、同社がSalesforceの開発・導入支援で国内トップクラスの実績及び能力を持っていると言っても過言ではない。同社ではエンジニアの入社後は、こうした認定資格の取得を目指すためオリジナルカリキュラムによる教育・研修を約半年間行い、実践部隊として現場に投入している。人材育成は企業が成長していくためのコア・コンピタンスとして位置付けており、成長の原動力となっている。 また、BeeXにおいても業界に先駆けてSAPシステムのクラウド移行支援を手掛けてきたことから、同分野ではトップの実績を持つ。SAPシステムをクラウドに移行するためには、SAPシステムのインフラレイヤーの技術力だけでなく、AWSなどのクラウドプラットフォームに関しても高い技術力を有している必要があるが、両方の技術者を揃えている会社は少なく、同社の強みとなっている。2019年にはAWSの「Well-Architectedパートナー」※に認定されたほか、2020年2月にはAWSへの移行スキルや高品質な運用保守サービス、多くの導入実績が評価され、「AWSマネージドサービスプロバイダプログラム」の認定も取得した。 ※顧客のAWS環境の問題を解決するための高いスキルと専門知識を有し、シームレスにAWS上でソリューションを提供することができると認められたAPN(AWSパートナーネットワーク)パートナーで、同社以外の認定パートナーはプレミアティアコンサルティングパートナー9社のみとなっている。 第3の強みとしては、SalesforceやAWS、Microsoft Azureなど複数のクラウドプラットフォームをカバレッジしている点が挙げられる。大企業ではオンプレミスも含めて複数のプラットフォームを利用しているケースが多く、多様な顧客ニーズに対応できる技術力・ノウハウを有していることが高成長につながっている。 4. 事業リスク 事業リスクとしては、旺盛な需要に対応するだけのエンジニアの確保が挙げられる。人材採用については中途採用を中心に本社だけでなく地方拠点でも進めているものの、需要の拡大に追い付いていないのが実情で、エンジニアの採用・確保が予定どおり進まない場合は、売上成長が計画を下回るリスクがある。また、不採算プロジェクトの発生リスクについては、プロジェクト管理部門による情報の共有と進捗管理を徹底していることで、2017年2月期以降は発生件数が年間1件程度と極めて少なくなっている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《ST》
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セールスフォースやAWSなどのクラウドサービス導入支援を展開。Salesforceの導入支援では国内トップクラスの実績。製品事業はサブスク売上が増加。BeeXの大型案件増もあり、24.2期3Qは2桁増収。 記:2024/01/17